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 主な登場人物は3人。大阪府柏原市内の小学校の教頭・高橋康夫(仮名・45)とその妻・真由美(仮名)。同府富田林市内の小学校の教頭・川島実(仮名・45)だ。

 昨年12月28日、高橋は、「川島が言葉巧みに妻を誘い、そのいいかげんな言動が発端となった不倫が原因で家庭を壊された」と、川島に慰謝料500万円などを求める裁判を起こした。

 実は、裁判の背景には2人のゲス教育者とその妻によるW不倫の三角関係のもつれにDV、中絶も加わる、泥沼の様相を呈しているのだ。

 高橋教頭も川島教頭も、教育者として評判は悪くない。

 だが、高橋の知人は、

「実は高橋は家庭内暴力がひどく、妻の身体には打撲のあざ、最近も右手を骨折させています。特にお酒を飲むと豹変し、暴れるそうです。近所の人が仲裁したり、通報されたことも何度かあったみたい」

 と明かす。高橋のDVは、真由美が川島と不倫関係になったことで始まったわけではない。結婚してすぐに子どもができ、そのころには暴言が始まっていたという。

「仕事のストレスが重なり、DVもエスカレート。生活費を渡さず身体、言葉の暴力は日常的。子どもの前でも手をあげたり、子どもに向かって暴言を吐くこともあったよう」

 と知人は実態を明かす。

再会後、深い関係に

DV加害者の8割が外ではいい人です。礼儀正しく信頼されている人も多い」

 そう説明するのは、DV問題の相談や加害者の更生に取り組むNPO法人『女性・人権センターステップ』の栗原加代美理事長。続けて、

「加害者である夫の意識は正当防衛です。妻にケガをさせても、相手が悪いと思う。“原因は妻”なのです。妻は自分の“所有物”という意識が強く、従わせようと暴力が起こる。加害者は自分で変わろうと思い、更生プログラムを受け入れないと変わりません」

 不倫に走る前、真由美は、夫のやまぬDVに疲れ果てていた。2015年3月ごろ、助けを求めたのが川島。実は2人は元恋人同士だった。

「真由美さんは交際中、川島に現在の妻・陽子さん(仮名)の影が見えていたみたい。それで結局、別れたそうですが」(前出・知人)

 その後、真由美は高橋と、川島は陽子と結婚、家庭を築き、再会を果たす……。

 川島を知る関係者の話。

「久しぶりの再会後、深い関係になったみたい。そして真由美は、川島のことをかつてのように好きになってしまった」

 川島も陽子との関係は不和だったようだ。