「法律が改正されれば、『女性宮家』の創設も可能になりますが、問題は、そのお子さまが皇族になるのかどうかです。

 内親王のお子さま以降の子孫も皇族になるなら、家として次につながる可能性があるので、佳子内親王殿下が『秋篠宮』という宮号を継がれるかもしれません」(山下さん)

 しかし、お子さま方が皇族ではないのなら、結局は佳子さまの代で「秋篠宮」は途絶えるので、現実性に乏しい。法律に変更がなければ、次のような形で佳子さまが生涯、皇族として活動される可能性もあるという。

最近は女性のライフスタイルも多様化し、生涯結婚しないと決めている一般女性もいます。佳子内親王殿下に限りませんが、独身の女性皇族が皇族としての仕事に人生を捧げられるということも十分考えられます。

 その場合は、故・桂宮殿下のように、独身のまま宮家を創設されるということもあるでしょう」(山下さん)

 故・三笠宮さまの次男である宜仁さまは、昭和天皇から桂宮の宮号を贈られ'88年に独身のまま異例の独立。

「宮号を持っているほうが活動しやすい」などという理由からだったが、病気がちで'14年に薨去された。ちなみに、昨年6月に眞子さまは、桂宮さまがお務めになっていた「日本工芸会」の総裁職を引き継がれている。

 先のジャーナリストも佳子さまにこんな期待をかける。

「華やかなイメージのある佳子さまですが、大学に入ってお好きなダンスを断念されています。眞子さまが留学中には公務や弟の世話を積極的になさるなど内親王として、皇室や国民のために尽くす気持ちはお持ちのようです。結婚よりも天皇直系の内親王としての“覚悟”をかためられている可能性は大いにあると思います」

 秋からの英国留学も、「国際親善」という、皇室にとって大切な役割を果たすために必要な経験。1年後には、内親王としての「自覚」がより深まった美しきプリンセスとして帰国されることだろう。