スマホアプリを活用“きになる”ボタン

『マスクdeお見合い』の面白いところは、マスクをつけることだけではない。専用のスマートフォンアプリと連動することで、よりじっくりと気になる異性とコンタクトができるように工夫されている。

 例えば、マッチングタイムは対面ではなくアプリから行う。気になった人がいれば、“きになる”ボタンを押して通知。気になった相手が自分に対しても同様に“きになる”ボタンを押していればマッチング成立という具合だ。

 そして、そこから初めてお互いにメッセージを送りあえるプロセスに進むことができるという。“きになる”ボタンは、お見合いした何人にも送れるため、意中の異性を無理やり1人に絞る必要もない。ゆっくりじっくりと“自分に合う異性”を見つけられることは、大きなメリットだろう。

“きになる”ボタンを使って相手に通知できるスマホアプリの画面(イメージ)
“きになる”ボタンを使って相手に通知できるスマホアプリの画面(イメージ)
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「約2時間半のイベントで運命の人を見つけるのではなく、いいなと思う人を見つけてほしい。メッセージのやりとりを始めて“やっぱり違うな”と、思えばストップしていただいてかまいません。出会い後、すぐにLINEや携帯電話の番号を教えることに抵抗を覚える人も少なくありませんから、このメッセージ機能を使って相手との距離を縮めて、“大丈夫だな”と思った段階で個人的な情報を伝えていただければ」(村松さん、以下同)

 参加にあたっては、身分証の提示をしたうえで、アプリにプロフィールシートで書いた自分の情報を登録するため安全面も万全。街コンで経歴のよくわからない人と出会うのとは段違いというわけ。