7月15日、都内で行われた謝罪会見。女性リポーターに囲まれてタジタジに

「謙さんも、普通の男性だったんですね」

 女性の芸能リポーターからの問いかけに困惑した表情を見せた俳優の渡辺謙。今年3月の美人ホステスとの不倫報道から沈黙を貫いてきた彼だが、7月15日に謝罪会見を設け、ついに口を開いた。

「会場には100人ほどの報道陣が駆けつけました。渡辺さんは黒のスーツに身を包んで登場。会見では女性リポーターたちに囲まれて、畳み掛けるような質問にタジタジになっていました。 “やつれましたね”と問われると、ご本人は“締まったっていってほしかった”と苦笑する一幕もありましたね」(スポーツ紙記者)

 報道から3か月以上が経過した今、いったいなぜ渡辺はこの時期に会見を行うことになったのか。

「本来でしたら、すぐにでもお話すべきだったのですが、僕自体が事態を把握したり、妻のこともありましたので、冷静になる時間が必要でした。オファーを受けていた仕事への対処もあり、少し時間をいただきました」と、渡辺は語ったが、こんな見方もある。

「6月27日に'18年のNHK大河ドラマ『西郷どん』への追加キャストとして、渡辺さんの出演が発表されました。実はこのキャスティングはずいぶん前に決まっていたのですが、不倫が報じられてしまったため、発表が先送りになっていました。

 物語の核となる役なので、NHKとしてもキャスト本人が出席する会見を行いたかったようですが、報道後、公の場に姿を現していないため、実現できませんでした。

 そんななか“逃げている”というバッシングの声が大きくなってしまい、今回改めてこのような機会を設けたのでしょう」(芸能レポーター)

 また、妻・南果歩との話し合いがうまく進まなかったことも、会見が遅れた一因だと言われている。

不倫報道を受けて、4月上旬には、周囲の親しい人に“離婚することにしました”と彼女から報告していたそうです。南さんは大変ショックだったといいます。冷静に話し合いができるような状況ではなかったそう。

 かたや、謙さんは自宅から追い出され、ホテル暮らしや、軽井沢にある別荘での生活を続けていました。役作りなどを兼ねて、鹿児島まで取材旅行に出かけたり、山ごもりなども行っていたそうで、連絡は頻繁にはとっていなかったそうです。

 ご自宅には南さんのお母さまもいっしょに住まわれているため、謙さんには居場所がなかったのでしょう。報道後、ふたりは事実上の別居状態にありました」(芸能プロ関係者)

 お互いに役者としては大ベテラン。仕事を続ける上でも、このままではいられない。

「くしくも南さんはBSプレミアムで放送中の『定年女子』で、夫に浮気される妻の役を演じています。絶賛撮影中の彼女は、女優として人前に出続けなければいけません。

 謙さんは、自分が引き起こしたスキャンダルで、彼女に迷惑がかからないよう会見を開いてケジメをつけなければいけないと思っていたのでしょう」(前出・芸能プロ関係者)

 現在もまだ話し合いは進行中。おしどり夫婦の関係修復については、まだまだ時間がかかる”と、渡辺は険しい表情を浮かべた。

「今回の謝罪会見の中で、渡辺さんは夫婦の関係について、2度“軌道修正”という言葉を用いました。南さんはまだ渡辺さんのことを許したわけではなく、今後のことはまだ白紙の状態。離婚という判断は下っていませんが、渡辺さん自身も“どうなるかわかりません”と会見で語っています」(前出・スポーツ紙記者)

「こんな男ですが、応援してやってもいいかなと思ってくださる方がいれば、前に進んでいけたら」

 と、語った渡辺。妻が“応援してやってもいいかな”と思ってくれるよう、今後は襟を正していくしかない。