芝居はいろんな作業があるので楽しい。やることが尽きないし飽きることはない

――ここ数年、2.5次元はもちろん舞台人気が熱いと思いますが、役者として感じること、また仕事への取り組みや意識の変化はありますか?

鈴木 こうやってインタビューしてくださるから、目標を持てたと思うんですけど。せっかく演劇に携われているので、少しでも見てくれる人が増えたらいいなって。そう呼びかけてたのが実ってきたっていうことなんだとしたら、ほんとに嬉しいことだと思いますし、少しだけかもしれないですけど貢献できてる部分もあるかなと思うと、もっと広めたいと思いますね。

崎山 僕は拡樹くんに比べたら経験は浅いですけど、そういう先輩方が先を歩いてくれているので、それに付いていくというか。自分なりのものを得ながら、背中を見つつ進んでいけたらいいなと思いますね。なんか2.5次元っていうジャンルが10年ぐらいかけて、今ようやく広まってきて成熟しつつあるのかなって。受け継ぐじゃないですけど、そういう気持ちではいたいです。

鈴木拡樹、崎山つばさ 撮影/廣瀬靖士
鈴木拡樹、崎山つばさ 撮影/廣瀬靖士
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――自分は何のために芝居をしていると思いますか?

鈴木 一番最初は、もちろん興味を持ったから始めたんですよね。やりがいを感じたのは、やっぱり反応してくれるお客さんがいるのもそうだし、ホントにごく単純なことで言ったら、出演した作品の評判を聞いたら親とかも喜んでくれますし。いろんなやりがいは感じますね。役者なら誰でもそうだと思うけど、やっていくうちにどんどん創作意欲が芽生えていくから、自分でスキルを身に付けたりだとか。逆にそのスキルが付きすぎて、なんかくどい芝居になってるなと思ったらはがしてみたり(笑)。いろんな作業があるので楽しい。やることが尽きないし飽きることはないです。

崎山 僕もその意見に近いですね。進めば進むほど、次が見えてくるというか。終わりがないというか。たぶん満足はしないとは思うんです。満足をしてしまったら終わりな気もするし。常に追求していくというか、研究していくというか、そういう終わりのない物語を進んでいるような、そんな感覚ですね。

■舞台『煉獄に笑う』とは?
大人気コミックス『煉獄に笑う』の初の舞台化。戦国乱世の真っただ中。300年に一度、琵琶湖によみがえるといわれる伝説の化物「大蛇」。武将たちは大蛇の絶大なる力を求めていた。織田家家臣・羽柴秀吉の命を受け、大蛇の謎に挑む石田佐吉(後の三成)。曇神社八代目当主・曇芭恋と阿国の双子を巻き込んで一戦を交える……。
東京公演:8月24日~9月3日サンシャイン劇場/大阪公演:9月8日~9月10日森ノ宮ピロティホール
【公式HP】www.rengoku-stage.com

<プロフィール>
すずき・ひろき◎1985年6月4日、大阪府生まれ。AB型。舞台を中心に活躍し、『最遊記歌劇伝』シリーズ、舞台『弱虫ペダル』シリーズ、舞台『刀剣乱舞』シリーズなど人気の2.5次元作品にも多数出演。

さきやま・つばさ◎1989年11月3日、千葉県生まれ。B型。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ3作品で石切丸を演じ人気急上昇中の若手実力派。1st写真集『YOKU』発売中。

(取材・文/井ノ口裕子 撮影/廣瀬靖士)