そう話す磯村本人も、実は女性に対しては奥手だという。

自分からアプローチするのは苦手です。好きな子に対しては、どういうふうに接していいのかわからなくなって、心臓がバクバクしちゃって(笑)。どうしようもなくなって、クールぶって格好つけていたり。でも内心では、そっちから告白してよ、とずっと待っているみたいな(笑)」

 幼稚園のときからモテていたというウワサの磯村だけに、自分から気持ちを伝える必要がなかったのでは?

「学生時代は、もしかしたらそうだったかも(笑)。でも本気で好きな子からは、なかなか……。待っていたら、結局うまくいかないということがありましたね。最近は、出会いが少なくなってきているからチャンスは逃さないように、自分の心に素直に好きという気持ちをちゃんと伝えよう、と思うようになりました

 撮影のオールアップももうすぐ。長い時間を過ごしてきた現場が終わる気持ちは?

「寂しくなっちゃいますね。あのスタジオが自分のホームで、いつも行く場所と思っているから。それが終わると、自分がどう感じるのかは考えないようにしています。すずふり亭のメンバーも家族みたいになっていますし。ただ、佐藤(仁美)さんがいないのが寂しいです。佐藤さんの雰囲気もすずふり亭の“味”だったから」

 ずっと憧れていた朝ドラ。それが“ホーム”と言えるようになった今、さらなる目標は?

朝ドラは夢の舞台で、なかなかたどり着けない場所だったけど、思い続けることでようやく現実になった気がします。でもこれがゴールではなく、今やっとスタート台に立ってスタートした感じですね。ひとりの俳優としての勝負というか、これから始まるのだと思っています

磯村勇斗 撮影/廣瀬靖士
磯村勇斗 撮影/廣瀬靖士
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一問一答:今の“一番”を教えて!

 一番欲しいものは?

スポーツ系の車! 運転するのが好きなんです。車持っていたら、ちょっとカッコよくないですか?(笑)」

 一番やりたいことは?

キャンプ。僕自身、インドアなタイプなんで、森に行って焚き火しながらテントを張って、ギターでフォークソング歌っちゃう、みたいな」

 一番行きたい場所は?

ハワイです。高校の修学旅行で行ったきり海外に行ったことがないので、もう1回ハワイに行きたいです」

 一番怖いものは?

人工知能(笑)。最近のニュースでAIが言語を持ち始めたというのを見て、SFの世界が現実になってきたなと」

 一番会いたい人は?

マツコ・デラックスさん。どんな人なんだろう、ってすごく興味があって。お酒を飲みながらお話ししてみたいです」

 一番好きな映画は?

『スター・ウォーズ』です。作品の世界観が好きなんです。今年も新作が公開されますし、それを含めて今、一番の映画です」