妹(真央)がすごく舞台を楽しみにしてくれていて。“東京も大阪も見に行く!って(笑)。フィギュア仲間やファンの方も応援してくれて、見に来てくれるというので一生懸命、頑張りたいと思います」

 浅田舞(29)が舞台『煉獄に笑う』で本格女優デビュー。遊女でもあり、陰陽師(おんみょうじ)でもあるキャラクターに扮したセクシーな衣装姿は大きな話題に。

「お腹も胸も半分見えているので、最初は少し抵抗がありましたが、“なりきる”ことにこだわりました。戦うシーンもあって、ダイナミックな動きもあるんです。自分でも(ポロリが)心配ですが、きっと私以上に周りの方がヒヤヒヤしていると思います(笑)」

 演じる役は“兄とのつらい過去を持つ”という設定だが、そこには共感できる部分があるとうなずく。

7歳のときから競技を始めて、ケガをしてうまくいかなかったり、妹に追い抜かれたのがちょうど思春期。そのころは親にも自分の気持ちが話せなくて、すごくつらかったんです。生活も荒れて今より20キロ太っていたし、生きる希望がないってくらい絶望の中にいました

 そんな彼女も、自分の道を見つけることで心境に変化が。

「バラエティー番組など新しい仕事に挑戦させてもらったり、アイスショーなど“やってみたい”と思っていたことが次第に形になっていく中で、ネガティブな気持ちは消えていきました。
今では真央ともお互いをちゃんとリスペクトし合って、“すごいね”って言い合える仲にもなって。今回の台本を見せたときも、“こんなこともできるの!?”って尊敬の眼差しで見てくれました(笑)」

 つらい過去、挫折があったからこそ、“今は何をやっても楽しい!”と笑顔を見せる。

真央も引退したので、一緒に出かけたり買い物したり、これまでとは違った姉妹の関係が築ければ。舞台が終わったら、まずは体形キープのために我慢しているスイーツを一緒に食べに行きたいな(笑)

 結婚願望って、ある?

ファンの方たちからお手紙をいただくんですけど、最後に“舞ちゃん幸せになってね”って書いてくださる方が多くて(笑)。今は仕事が楽しいのでもう少しあとでもいいかな……って思っていると一生できなそうなので、今すぐにでもしたいです!」

舞台『煉獄に笑う』
舞台『煉獄に笑う』

舞台『煉獄に笑う』
唐々煙の人気コミックが舞台化。戦国乱世を舞台に、300年に1度、甦るとされる伝説の大蛇の力をめぐる物語。東京・サンシャインシティ劇場にて上演中(9月3日まで)。9月8日~10日には大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。