真木よう子

 現在『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)に出演中の真木よう子。彼女はいま、SNSのアカウントを次々に削除するなど、“炎上”によって、窮地に立たされている。

「真木さんは、12月に開催される日本最大の同人誌即売会『コミックマーケット』(コミケ)への参加を、8月25日に突然表明しました。自分で作ったフォトマガジンを販売するため一般の人たちから制作費として、650万円を集めたのですが、参加をめぐって炎上。27日に参加を取りやめました。各種SNSのアカウントは削除され、29日にはドラマ撮影をドタキャンしたそうです」(スポーツ紙記者)

 コミケとは、出版社などの企業を通してではなく、個人が漫画や小説、CDなど自分の作品を作り、自分で販売するイベント。販売される作品はいわゆる“オタク”と呼ばれるジャンルがメインだ。

 真木はどうして炎上してしまったのか。長年コミケに参加している女性漫画家は、次のように彼女の落ち度を語る。

コミケはあくまで“自分が作りたい”作品を作って販売するイベントです。それなのに真木さんは、どんな写真を使えばいいか意見を募集したり、自分でやりたいことがないように見えました。そのうえ制作費も自費ではない

 従来の参加者の違和感はこれだけではない。

「“(自分が売ることで)ファンに会いたい”と話していましたが、それならお金も集まったのだから、別でやればいい。コミケはファンミーティングの場ではありません」(前出・女性漫画家)

 ネット上ではオタク側からの批判が相次いだ。

 一方で、毎年コミケを取材するゲーム雑誌の編集者は、

「ちょっと過敏に反応しすぎなのではないかと思いました。作りたいものを相談することも、ファンにいいものを届けたいという気持ちからかもしれない。“自分たちの好きな空間が汚される”と、真木さんを責めた人も多い。コミケには、ちょっと排他的なムラ社会の要素があるのは事実です」

 芸能人がコミケに参加するのは、これが初めてではない。

「オタクがただ排他的なわけではなく、ちゃんとしていない人が嫌なだけです。これまでに小林幸子さんや西川貴教さん、叶姉妹の2人などが参加していましたが、みなさんきちんとしていたし、批判もされていません」(前出・女性漫画家)

 真木と、コミケで成功した芸能人の違いはどこにある?

例えば、'14年に参加した小林幸子さんは、参加前から当時オタク業界を中心に流行っていた曲を自分で歌って、ネットに多数アップしたりと、事前に、自分からこの世界に飛び込んで、認められていたなかでの参加でした。叶姉妹や西川さんも、前からオタク文化が好きだと公言していましたから、反発がなかったのでしょう」(前出・ゲーム雑誌編集者)

 消火はいつになるか……。