秋葉幸子役・小島藤子(23)&夏井優子役・八木優希(16)が選ぶ名場面

乙女たちの大ゲンカ 28回(5/4放送)

 みね子が最初に就職した向島電機。『乙女寮』の先輩コンビは――。

八木「失敗続きで落ち込んでいる、みね子のために、時子が工場でわざとミスをしたことを豊子(藤野涼子)が責めるシーンですね。確か乙女寮のみんなが参加する撮影の初日でした。何ページにもわたる長いシーンだったし、これをきっかけにみんなが仲よくなっていく大事な場面でした」

小島「まだみんなが、お互いどんな演技をするのか探り合っていた部分もあって、あの撮影が心を開けるきっかけになったと思います。枕投げも、やっていくうちにどんどん本気になったし(笑)」

兼平豊子役・藤野涼子(17)が選ぶ名場面

コーラスが育んだ友情【33回(5/10放送)ほか】

 青森出身で、ちょっとクールだった豊子。クイズ番組に出て優勝し、賞品のハワイ旅行に乙女寮で仲よしだった澄子(松本穂香)を連れていく友達思いの一面も。

「私、あまり歌うのは得意じゃないんですけど、コーラスのシーンには思い入れがあります。撮影に入る前からみんなで練習していました。豊子も私と同じで、うまくはないけれど(笑)、回を重ねるごとに上達できたかなと思っています。好きな曲は『トロイカ』と『見上げてごらん夜の星を』です。ロシア民謡の『トロイカ』は知らなかったので、YouTubeで調べて撮影に臨みました」

(c)NHK
(c)NHK

坪内祐二役・浅香航大(25)が選ぶ名場面

漫画家コンビ、失踪!?【121回(8/21放送)】

 あかね荘の愛すべき“いじられキャラ”の祐二と啓輔。選んだシーンは、意外にも自分たちが出ていない場面。

「結局、お金がなくてアルバイトに行っていただけなんですけど(笑)。でも自分たちが出ていないのに、あかね荘のみんなが僕たちの話をしてくれているというのがけっこう好きで。あの回は完全にギャグ振りで、春夏秋冬の僕らのたたずまいをみんなが回想してくれるけど、まるでふたりが死んでしまったかのようにお話が進んでいくという……。漫画家コンビらしい扱われ方だとは思いますけどね(笑)」

(c)NHK
(c)NHK

竹内邦子役・白石美帆(39)が選ぶ名場面

カウンター越しにビビッと【72回(6/24放送)】

 バー『月時計』の店主で、省吾とは幼なじみ。地方から出てきた客が、故郷の言葉を聞いてホッとできるように方言を勉強しているが――。

「みね子ちゃんと初めて会うシーンで、茨城の方言を教えて、と頼むのですが、私、出身が茨城県なのでネイティブなんです。架純ちゃんからは“白石さんの前で話すのはしのびない”と言われてしまい……。わざと下手な茨城弁を話そうとして、あのシーンでは脳内パニックが起きていました(笑)」

(c)NHK
(c)NHK