9月5日に俳優の山田孝之が動画コンテンツを販売する会社を設立し、代表取締役に就任した。実は、彼以外にも芸能活動と並行して副業で成功する芸能人は多い。いったい、どんな副業のテクニックを駆使しているのだろうか。スターたちの“副テク”に迫ります。

(左上から時計回りに)伊勢谷友介、山田孝之、コウメ太夫、竹内まりや、小倉智昭、神田うの、久保田利伸

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「9月5日に山田孝之さんが『ミーアンドスターズ株式会社』を設立しました。プレミアムコンテンツをライブ動画で販売する会社で、山田さんは取締役CIOに就任。CIOはチーフ・イノベーション・オフィサーのことだそうです」(スポーツ紙記者)

 ……なんだかよくわからないけど、要するに俳優以外の副業を始めるらしい。山田に限らず、多くの芸能人が本業以外の仕事を持っている。伊勢谷友介は、かなり本格的だ。

「’09年に株式会社リバースプロジェクトを設立しました。社会問題に関心を持つ伊勢谷さんですから、単なる金もうけの会社ではありません。米作りを通して農家と消費者の縁を結んだり、’20年までに全国100万人の制服を環境に配慮したものに変えるといった地球貢献事業を手がけています」(芸能プロ関係者)

 副業を始めたことは、本業にも好影響をもたらしたという。過去の雑誌のインタビューでもアツく語っていた。

《リバースプロジェクトがあるから、俳優として演じること、監督として映画をつくることの意味を、より深く考えられるようになった部分もあります》

 ブランドのプロデュースまでしたのが神田うの

「16年前の26歳のころにストッキングのデザインを手がけると、1200万足以上を売り上げる大ヒットに。その後、神田さんには下着やウエディングドレス、着物などさまざまなデザインの依頼が殺到しました」(ファッション業界関係者)

 やるからにはコストも考えて会社経営を成功させたいと考えたのが彼女らしいところ。

 意外な副業に携わっているのが『とくダネ!』(フジテレビ系)司会者の小倉智昭だ。

「’95年に設立した『バイオテクニカ』は活水器の販売からスタートし、健康野菜ひまわり菜、プラスチック用洗浄・艶出しワックスの輸入、販売と幅広い分野を手がけています」(テレビ局関係者)

 ’02年以降は、陸上自衛隊補給統制本部とも契約を結んでいるというからオドロキ。

「’11年3月の売上高は2億4000万円だったそうです。小倉さんは何事も遊び気分ではやらない方ですからね」(前出・テレビ局関係者)

 家業を継ぐ形で副業の道に入ったのが竹内まりや。本誌は5月に彼女が実家の旅館オーナーになったことを報じた。

「竹内さんの実家は、出雲大社の鳥居から100メートルほどの参道にある『竹野屋旅館』です。開業以来140年になる老舗旅館ですが、一時は客足が遠のいて開店休業状態に。地元愛の強い竹内さんが資金を負担してリニューアルすると人気が復活。今では、土日は予約が取れないほどですよ」(レコード会社関係者)