眞子さまは「おばあちゃん子」

毎年『こどもの日』前後に児童施設を訪問されていた両陛下('98年4月)
毎年『こどもの日』前後に児童施設を訪問されていた両陛下('98年4月)
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 児童福祉に関する学びや被災地訪問などの姿勢は、それらに尽力されてきた美智子さまの「思い」を受け継がれているからだと前出の渡邉さんは話す。

美智子さまは、保育園などの児童施設や被災地の視察に出向かれて地元住民を励まされています。同じように、眞子さまも児童に関連する施設訪問をされたり、東日本大震災の被災地で身分を隠すために“まこしー”と名乗ってボランティア活動をされていました。そういった意味でも、美智子さまから“経験の継承”がなされていると感じますね」

 経験を継承する眞子さまは、公務以外の面でもおばあさまを慕われていて、明治天皇の皇后、昭憲皇太后が始めて美智子さままで歴代皇后が引き継がれてきた「養蚕」のお手伝いを、幼いころから続けられている。

美智子さまは、初孫である眞子さまを可愛がられていると同時に、内親王として期待されていました。

 眞子さま美智子さまのことを“ばあば”と呼んでいて、養蚕のお手伝いも積極的に続けてこられているように“おばあちゃん子”なのだと思います」(渡邉さん)

 可愛がってきた初孫が婚約され、1年以内には皇室を離れることになったことで美智子さまも少なからず寂しい思いをされているにちがいない。

 そんな中、10月20日の昼には美智子さまの83歳の誕生日の祝宴が開かれた。

「皇太子ご夫妻や秋篠宮ご夫妻、眞子さまなどの皇族方が集まって美智子さまをお祝いされました。1度に皇族方が集う機会は少ないので、美智子さまもとても喜ばれていたそうです」(宮内庁関係者)

 この祝宴に皇族として参加するのは最後になるであろう眞子さまに対して、美智子さまも“特別な思い”をお伝えになったのではないだろうか。

 美智子さまの思いを引き継ぐ眞子さまは、“最後の1年”を全力で走り抜かれることだろう─。