11月下旬のある夜、木村拓哉が主演を務める映画『マスカレード・ホテル』の打ち上げが行われた。

「都内ホテルのワンフロアを貸し切って、100人近くが参加した大規模な会でしたよ。このホテルは作品のモデルとされているところです」(会の参加者)

 同作は、東野圭吾の長編ミステリー小説を映画化した作品だ。

東京都内で3件の予告連続殺人が起こり、木村さん演じる主人公の捜査一課の刑事が、ホテルのフロントスタッフとして潜入捜査するという物語です。ホテル内に潜入した主人公の教育係を務めるスタッフ役を長澤まさみさんが演じますよ」(映画ライター)

 人気小説を木村主演で映画化するということで話題になったが、彼と長澤以外のキャストは公表されなかった。

「監督は、木村さん主演の人気ドラマ『HERO』(フジテレビ系)を手がけた鈴木雅之さんが務めます。

 そのため、同作で共演した松たか子さんや小日向文世さん、濱田岳さんが出演するのではないかと噂されていました」(同・映画ライター)

 '19年に公開予定で、今年の10月初旬にクランクイン。約1か月半の撮影を終えて、クランクアップを迎えたのだった。

 会が始まる午後6時半を前に、続々とキャストが集まってくる。まず、現れたのは長澤。

「会が始まる10分くらい前に来られましたね。スタッフやほかのキャストに挨拶しながら中に入りましたよ」(前出・会の参加者)

 さらに、噂されていたキャストのひとりである、濱田や小日向も登場。

 開始時間を少し過ぎて、ついに主役が現れた!

主役の木村拓哉
主役の木村拓哉

木村さんは上下デニムでキメて、黒縁のメガネをかけていましたよ。上着を脇に抱えながら会場に入っていきましたね」(同・会の参加者)

 『HERO』を彷彿(ほうふつ)とさせる豪華なキャストが勢ぞろいし、宴が始まった。

「景品をかけたゲームをしたりして、非常に規模が大きかったですね。ときどき、外に歓声が漏れるくらい盛り上がりましたよ」(別の参加者)

 会が始まって3時間後、締めの挨拶を終えると、参加者たちが続々と外に出てきた。

濱田さんは一緒にいたスタッフと楽しそうに話していましたよ。会の余韻を噛みしめていたのではないでしょうか」(同・別の参加者)

 2次会の話をする人もいたが、キャストを含め大多数の人は帰路についた。1か月半という短期間の撮影でお疲れ気味だったのを察してか、早めの解散となったようだ。

 それでも、気心知れたメンバーで一致団結して作りあげた作品は、多くの人を楽しませてくれるに違いない!