遺体発見現場の周辺を警察が捜索していた
遺体発見現場の周辺を警察が捜索していた
すべての写真を見る

 関係者に事情を聞いたという男性は、

容疑者が、10月5日の午前中に神さんに借りていたお金を返しに行ったと話していて、“最後に会ったのが自分だから警察に事情を聞かれているんです”と話したそうです。

 口の悪い同僚が“お前がやったんだろ”なんて、冗談っぽく話していたそうですが、誰に言うでもなく“殺してないから”ってポツリと呟いていたという話です……

 勤務態度は至ってまじめで、元同僚は、

「ほかの配達員が事故に遭ったりすると応急手当てをしたり、火事を見つければ通報し正義感の非常に強い人でした。

 職場に子どもを連れてくることもあって、子煩悩って言葉が本当にぴったりくる。明るくてにぎやかで楽しいキャラクターみたいに愛嬌があって……。逮捕が信じられない」

 外面がいい反面、取材の過程で浮かび上がってきた内面には、少しダークな素顔が隠されていた。

 容疑者一家の知人が明かす。

かなり以前からお金には困っていたようです。月収は26万円くらいで、家庭には20万円ほど入れていましたが、それでも火の車。本人はパチンコにしょっちゅう行っていて、休みの日も家にいない。お金に困ると奥さんと一緒に、神さんのところにお金を借りに行って、そのうち旦那さんだけで、借りに行くようになったんじゃないかなぁ。

 前職はハウスメーカーで営業をしていたそうですが、ほぼ歩合のため、収入はばらつきがあり、いつもマイナスの状態だったみたいです。

 ちょっとしたことでカッとなって、家の壁を殴って穴をあけたり、言い争いをすると“もう別れる”と逆ギレ。3人目の子どもについて奥さんは、“旦那には歓迎されていない”って悲しげに話していました」