「いつものコーヒービールが仕事のパフォーマンスを上げる」!

 夢のような話ですが、本当なんです。

 馬渕知子氏の著書『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』(クロスメディア・パブリッシング刊)では、コーヒービールは最速で自律神経をリセットできる「最強のパフォーマンス飲料」だと解説しています。

 集中力・やる気をアップさせるほか、二日酔いや肥満、不眠やイライラにも効果があるとか。ただし、その真のパワーを引き出すには、ちょっとしたコツが必要です。コーヒービールを美味しく味わいながらメンタルと体調を整え、ハイパフォーマーになる方法とは?

1.計画的コーヒーブレイクで、高いやる気と集中力をキープ

当記事は「BUSINESSLIFE」(運営:ビジネスライフ)の提供記事です

 どんな人でも、1日中、片時も休まず作業し続けるのは不可能です。というより、できたとしても非効率、と言った方が適切かもしれません。やる気と集中力は、適度な休憩を挟んであげてこそ効果的に発揮されるものです。

 コーヒーに含まれるカフェインは、交感神経を刺激し、脳や体を素早く目覚めさせてくれます。ただし、その効果を最大化するためには、タイミングに気をつける必要があります。「眠いから飲む」「くせになっているから飲む」というなんとなくの飲み方ではなく、計画的にカフェインを摂取することが必要なのです。

 そして、大前提として押さえておきたいのが、飲むなら「午前9時半~11時半」と、「午後2時~5時まで」の間に、ということ。

 これはコルチゾールという覚醒ホルモンの分泌量が変わるタイミング「午前8~9時」「正午~午後1時」「午後5時半~6時半」を除いた時間帯です。ここが被ってしまうと、本来体に備わっている自己覚醒能力が弱まり、いくらコーヒーを飲んでも目が覚めない、だるい、といった症状を招くことになります。なんとなく飲む前に、まずはこの基本ルールを念頭に置きましょう。

2.「30 分前のカフェインナップ」で、 商談・プレゼンの勝率が上がる

 大事な商談やプレゼンに臨む際、ぜひ実践していただきたいのが「30分前のカフェインナップ」です。カフェインナップというのは、コーヒーを1杯飲んでから15~20分ほどの仮眠をとることで、疲れやだるさをリセットし、その後のパフォーマンスを飛躍的に向上させる、というやり方です。

 仮眠は長すぎては逆効果ですが、このくらいの短い時間であれば、目覚めたときのリフレッシュ効果が高いとされています。短時間で効率よく疲労回復効果を得られる睡眠方法だとして、「パワーナップ」と呼ばれています。

 コーヒーに含まれるカフェインの覚醒効果が効き始めるのは、飲んでからおよそ30分後なので、このやり方をすれば寝すぎることもなく、仮眠の持つ疲労回復効果とカフェインの覚醒効果をダブルで得ることができる、というわけです。

 午後イチで重要な商談や打合せがある、もしくは至急資料を提出しなければならない、といったときには事前にコーヒー&仮眠で脳をリフレッシュさせ、集中して臨みましょう。プレゼン以外でも、単純に頭をすっきりさせたいというときにも有効な方法です。