テイラー・スウィフト

 テイラー・スウィフトが元ラジオDJデヴィッド・ミューラーとの一連のセクハラ騒動に対して再び口を開いた。2013年6月、自身の「レッド・ツアー」のライブ前にセクハラを受けたというテイラーだが、今年8月に損害賠償たった1ドルという名誉裁判に勝訴していた。

 今回テイラーは法的な対処をすることが重要だったこと、デヴィッドが自身の行動に何も恥じていなかったことなどをタイム誌のインタビューを通して答えている。「彼はあの状況下で私に恥ずかしげもなくセクハラをしてくる人なんだから、機会があったら、傷つきやすい若手のアーティストにも同様のことをすると思うわ」

 今週同誌は「沈黙を破った者たち」としてセクハラをされた過去を声高に訴えた、テイラー、アシュリー・ジャッド、ローズ・マクゴーワン、セルマ・ブレア、アリッサ・ミラノを「今年の人」に挙げ、その一環でテイラーは自身の裁判のケースについて率直に語っている。「私が証言台に立つ前に、既にあの男の弁護士が私のチームに対して脅しや嫌味、嫌がらせなんかをしているところを見てたの。私の母にさえ無意味でばかげた些細なことを浴びせてきたわ。チームや私をうそつき呼ばわりしてね」「その時私は法廷での決まりを優先して、質問に事実に即してただ答えることにしたの。あの男はそんな決まりは無視して私を攻撃してきたし、向こうの弁護士も私の母に対して躊躇がなかった。そんな状況下で礼儀正しくなんていられなかった。コロラド裁判所でこれまで最多で下品な言葉が連発された裁判だったらしいわ」

 結局テイラーは勝訴となったものの、1ドルは未払いのままだという。「審議が終わって、私をセクハラしたあの男は象徴的な1ドルの支払いを命じられた。今日までそのお金は支払われていないわ。そしてそのふざけた態度もまた象徴的なのよ」

 そしてテイラーは同じような状況にある人々に向けてこう訴えた。「私からのアドバイスは、自分を責めるのをやめて、また他人がそう仕向けようとするのをはねつけなさいということね。セクハラを告発するのに15分、15日、15年待ってたからって誰からも攻められるべきじゃないし、そのような事をした人間が後々どうなろうとあなたが非難されるべきではないわ」

(BANG Media International)