日馬富士の親方である伊勢ケ濱親方の子どもも青学。おかみさんである淳子夫人と景子さんは、まさに“ママ友”だったという。

「小学校の謝恩会でクルーザーを貸し切り、司会までしたのが景子さんでした。学校の近くにあるダイニングバーでは、ママたちを引き連れて3000円以上するランチを食べている彼女の姿もよく見ましたよ。まさに“ボスママ”でしたね」(同じ学校に子どもを通わせていたママ友)

 “ボスママ”とは保護者会やママ友内で中心的な存在の人のこと。そんな彼女が次に狙うのが角界内での“ボスおかみ”だ。

「日馬富士はおかみさんである淳子さんのすすめで、長女に青学を受験させたんです。結果的に合格したのですが、それは景子さんのお墨つきを得たからといわれています。だから、お子さんを青学に入れたい力士は、貴乃花親方に逆らえないんじゃないですか」(同・ママ友)

 そんな中、貴乃花と確執が表面化している協会のナンバー2である尾車親方は、12月7日に都内で行われたある地元有力者が主催したパーティーに出席していた。

周囲の目を気にしながらも、自分の持ち歌を熱唱する尾車親方。右ポケットには祝儀袋が
周囲の目を気にしながらも、自分の持ち歌を熱唱する尾車親方。右ポケットには祝儀袋が
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さすがに微妙な時期だと思ったんでしょう。壇上に上がると“いろいろありますから、ここにはいなかったことにしてください”と挨拶していました。

 ですが、大関・琴風時代にリリースした『まわり道』を熱唱すると会場は大盛り上がり。10人ほどから“ご祝儀”をもらうと、満面の笑みを浮かべていましたね」(パーティーの出席者)

 力士たちは12月3日から17日までは九州を巡業中。暴行問題で外出などが厳しく制限されている中で、ナンバー2親方がパーティーで“ごっつぁん”とは……。

 そんな体質を改革しようとする貴乃花と景子さん。ふたりの力で相撲界を変えることはできるのだろうか─。