タワーマンションから2LDKの地味物件へ

12月中旬、自転車で帰ってきたコウ氏の腰には上原の手が回されていた。カゴには薬局の袋が
12月中旬、自転車で帰ってきたコウ氏の腰には上原の手が回されていた。カゴには薬局の袋が
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「上原さんはこれまで高級タワーマンションに住んでいたんですが、昨年10月末に引き払いました。贅沢な生活を続けることは難しいと判断したのでしょう。

 コウさんと一緒に2LDKのマンションに引っ越したんです。正直いって、芸能人が住んでいるとは思えないような地味な物件です。オートロックもないマンションですからね」(前出・コウ氏の知人)

 同棲を始めたとはいっても、すぐに結婚できる状況ではないようだ。上原に向けられる視線は厳しく、再婚が祝福される空気にはなっていない。収入面でも不安が残る。

「コウさんは上原さんについて周囲に、“(自分のことも含めて)ダメな男が好きな女に愛されるってつらいよ”と。今後も劇団でやっていくつもりの彼は、生活が安定しないことは覚悟しています。“好きで付き合ってはいるけれども、こういう仕事なので正直結婚は難しい”と考えているみたいですね」(劇団関係者)

コウ氏を直撃すると

 1度は華やかな世界にいた上原にとって、倹約を強いられる生活は初めてだろう。コウ氏は今後の展望を持っているのだろうか。12月下旬、稽古場に来た彼を直撃した。

問いかけに対し、手で制しながら稽古場への階段を上っていくコウ氏
問いかけに対し、手で制しながら稽古場への階段を上っていくコウ氏

ーー上原さんと同棲されていますよね?

「……僕はフリーなんで、向こうの事務所に問い合わせてもらっていいですかね?」

 戸惑ったように詰まりながらも、言葉を絞り出すようにして話す。

ーー元旦那さんが自殺した原因が上原さんの不倫だと聞いて驚かれたそうですが……。

「いやぁ、もうけっこう前の話なんで……」

 少し顔をゆがめながらも、受け答えはしてくれた。足早に稽古場への階段を上っていく。

ーー何もお答えいただけないということでしょうか?

 と質問を投げかけると、ふと足を止めた。

いや、だから、向こうの事務所を通してください。僕、全然、芸能界関わりないんで。フリーなんで

 何度もフリーであることを強調した。

ーーご結婚のことなどに関しては、プライベートなことだと思いますが。

「あのー、ちょっと困るんで……。すいません、寒い中ありがとうございます」

 最後に少し頭を下げ、稽古場のある階へと消えていった。