KAT-TUNの亀梨和也(31)が主演を務めるドラマ『FINAL CUT』(フジテレビ系)が1月9日よりスタート。敵役を務める藤木直人(45)の迫力がすさまじいとネット上で話題を集めている。

 同作は、メディア被害により母を亡くした青年が復讐を目論むというサスペンスドラマ。亀梨は、警察官として勤めるかたわら、関係者たちをじわりじわりと追いつめていく主人公の中村慶介を演じる。

 一方で藤木の配役はワイドショー番組『ザ・プレミアワイド』の人気司会者である百々瀬という、中村が復讐を誓ったメディア側の人間。百々瀬の番組では、12年前に中村の母である早川恭子(裕木奈江/47)を園児殺害事件の“疑惑の園長”として犯人扱いし、恭子を自殺に追い込んだ過去があった。

 メディアの報道に苦い過去を持つ中村は、メディア被害を受けた人々の相談を受けるサイトを立ち上げていた。そこへある日、娘の心臓移植のために『ザ・プレミアワイド』の取材を受けた母親から相談のメッセージが届く。事実と異なる内容に編集されたうえ、プロデューサーから傲慢な対応をとられたという。

 中村は『ザ・プレミアワイド』を陥れるために動き出し、プロデューサーの盗撮映像を見せて本人を脅した。その結果、番組会議で報道を見直そうという動きになる。

 するとそれを聞いた百々瀬は、室内に展示された報道賞のオブジェを手にし、何度もテーブルに叩きつける。無言でオブジェを破壊した後は「ちょっと何か言われたぐらいで、すぐに謝るのか」「その程度のものを寄こしたのか。この俺に」とプロデューサーに激怒。

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です

 室内を恐怖で包み込み、何事もなかったかのように笑顔で「さぁ、打ち合わせを始めようか」と会議を再開させた。

「第1話の平均視聴率は7.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、あまり芳しくありませんでした。しかし、昨年1月クールで放送されていた、同じ関西テレビ制作の『嘘の戦争』と同じく“復讐”がテーマとなったこのドラマ

 シリアスな展開で、ジワジワ人気を呼びそうです。中でもキャストには注目が集まっており、『嘘の戦争』でも敵役として好評だった藤木直人が、さっそく“怖い”と話題になっているようです」(テレビ誌ライター)

 第1話の藤木の演技を見て、SNSも大盛り上がり。「藤木直人、すっかり悪者キャラが定着してきたな!」「藤木直人怖い……」「藤木直人、やばいやつじゃん!」「静かにキレてるとこ怖すぎる」「恐ろしい……狂気を感じる」と、藤木の迫力に圧倒されたという視聴者が続出。第1話から強烈なインパクトを残した藤木、今後の演技にも要注目だ。