ときどき帰る家は“冷凍倉庫”のようで…

――初主演ドラマ『ただ愛する仲』のロケ中も?

「撮影中は、まったく聴いていませんでした。音楽自体に触れていなかっですね。実際に起こった事故をモチーフにした作品ということもあって、全身全霊で役に入り込みたくて、ギリギリまで自分を追い込みました。なので、ドラマの内容的に演じたキャラクターの気分がよくなっていたとしても、聴けなかったんです」

JUNHO(From2PM) 撮影/廣瀬靖士
JUNHO(From2PM) 撮影/廣瀬靖士
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――前作のドラマ『キム課長』で、『2017KBS演技大賞』の優秀賞とベストカップル賞を受賞。ほかにも賞を受賞され、高い評価を受けての初主演ですね。

「優秀賞をとったのは、すごく自慢したいです(笑)。今回の『ただ愛する仲』でも、たくさんのことを学びました。多くの出演者やスタッフの方々がいらっしゃるなかで、主演なのでドラマをリードする立場。できていたかはわかりませんが、現場を盛り上げることがいかに大事かを感じました。素直に自分を表現しながら、責任感を持つことの重要性も学んだように思います」

――演じたガンドゥとの共通点はありましたか?

「事故をきっかけに両親を失い、自分も足をケガしてサッカー選手の夢を失った彼と、僕の人生はまったく違います。似ている部分があるかどうかもよくわからなくて……。ドラマを見ていると不思議な気持ちになることがあるんです。これは、本当に僕かな? って。それは、演技がうまいとか、役そのものになっているとかでもなく……、なんとなく僕とはなにかが違うと感じる。表現するのが難しい気持ちに」

――JUNHOさんの引き締まった身体も見られたり、ヒロインとのキスシーンもあるようですね。

「本当に、たいしたものじゃないですから(笑)。息もつかせない展開でというのとは違うんですが、見ているとどんどん引き込まれていくドラマになっていると思います。ジワジワと心に沁み込んでくる作品なので、好きになってもらえたら、うれしいですね」

――ドラマの日本初放送(CS衛星劇場にて2/28に1話先行放送。3月22日から本放送スタート)直前まで全国ツアーが続きますね(2/17、18名古屋国際会議場センチュリーホール、2/23、24日本武道館)。もし、1日休みをもらえたらなにがしたいですか?

「1日じゃ足りないです! 1週間くらい旅行に行きたい。場所は家じゃなかったら、どこでも(笑)。ドラマの撮影中、5か月間、釜山にいてほとんどソウルの家に帰れなかったんです。休みでソウルに戻っても曲づくりやレコーディングで。

 ときどき家に帰ると、人が住んでいないから冷凍倉庫のように冷え切っているんですよ。飼っているネコも実家に預けているので長いこと会えていなくて。寂しくて叫んでしまいそうです(笑)」