どうやら同じ事務所でも同じ職業でもない、客観視できる第三者的な誰かに話を聞いてほしいという気持ちがあるみたいですね。

 かといって異性の友達ではなく、自身の近況を説明せずとも理解している元ファンの私を呼ぶわけですから重要なのは“理解者”であり、“肯定をしてくれる存在”であるということのようです。

 このようなことは私だけではなく、私の知人の一般男性も、国外の男性アイドルが来日した際は毎回ホテルに呼ばれています。ただただ話を聞いてほしいというアイドルの彼はリストカットをしていました。

 悲しませてしまうから、弱い部分や悩んでいる姿はファンにも事務所の人にも家族にすらも見せてはいけないという思いが強く、真面目な人ほど第三者に助けを求めるような感じがします。

彼女がいたとしても、彼女とよりこっちは写真撮ってっからよ? なめんな!
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 これが異性ともなれば余計にその存在は重要になってくるかもしれません。話を聞いてくれたり、心身ともに癒してくれたりする存在がいることで、芸能人の自分と一般の生活を送っている自分とのアンバランスさをうまく整えているようです。

 これらを加味すると、結論を言えば彼女(=理解者)がいないと推しは死ぬんだと思います。

 こうなると、「彼女がいてもいいの! でもそれがバレるプロ意識の低さが嫌なの!」はあながち間違っていないと言うか、1つの真理であるように感じます。

 カノバレしたからといって今まで使ってきたお金を返してくれるシステムは現在存在しないので、ファンが各々で受け止めるしかないですが、ファンの前で100%のパフォーマンスを見せるためには、彼女という存在も必要なのかもしれません。

 ……と、私自身、自分に言い聞かせてみます(笑)

※カノバレしたアイドルが異性愛者であったため、とりわけヘテロ的(異性愛的)価値観を中心に書いています。

<プロフィール>

 

あくにゃん◎1995年生まれ。ジャニーズやK-POPをはじめとした、日韓のアイドルの応援が日々の生きがい。

日々のオタ活で感じたことを、独自の観点&独特な表現で言葉にするツイートも必見!

Twitter/ @akunyan621