「1月4日に放送された『梅ゴローのぶらり旅』(フジテレビ系)は新鮮でした。梅沢富美男さんと元SMAPの稲垣吾郎さんの散歩番組で、地図を片手に東京・大田区の市場や商店街を散策するという内容でした。

 稲垣さんが下町の人と触れ合ってコロッケなどを食べ歩く姿は、これまで見たことがありませんでしたからね」(テレビ誌ライター)

 番組は終始ほのぼのとした雰囲気で進行したが、実は本来の企画とはかけ離れた内容だったらしい。

「単発番組として放送されたのですが、企画段階ではレギュラー番組になるはずだったんです。梅沢さんとフジテレビの宮澤智アナウンサーがメインで、稲垣さんがゲストとして出演していたのも企画とは逆。

 もともとは稲垣さんがメインのレギュラー番組で、各回にゲストを呼んで一緒に散歩をする内容でした。タモリさんが街を歩く『ブラタモリ』(NHK)のような番組にするつもりだったようです」(フジテレビ関係者)

 ゲスト扱いだったものの、注目が集まったのは、やはり稲垣の行動だった。

「営業前の銭湯を訪れた際には、3人が服を着たままでトーク。まだ誰もいないこともあって、稲垣さんは背伸びして、仕切りを乗り越えて女湯を“のぞき見”していました(笑)。すごいリラックスしているというか、のびのびと仕事をしていましたね」(前出・テレビ誌ライター)

 楽しみながらも、稲垣が常に気になっていたのが“あの2人”のこと。

「食べ歩きをしていて気になるお店があると“『おじゃMAP!!』(フジ系)に持っていこう! 香取くんに食べさせよう”と言っていました。自分で手持ちカメラを持って取材許可をもらいにいくときは、“ユーチューバーです。ユーチューバー草なぎだ!”と、はしゃいでいましたよ」(同・テレビ誌ライター)

 番組は好評で、視聴者からレギュラー化を望む声も寄せられているという。

 反響もよかっただけに、単発で終わるのはもったいない気もする。そもそも、なぜ企画段階で内容が変わってしまったのだろうか。