「聞いた話だけど、例えば組手でパンチを打って、それをいなす練習をするときに、だいたい寸止めをするんです。ところが彼は、パンチをそのまま相手の顔に入れるんだそう。実戦では本気で殴りにきているのだから寸止めではたしかに練習になりませんね。

 “格闘技に対して甘い考えを持っている人間は許せない”という、とても厳しい面をもっているみたいですよ

 一切の手抜きを許さない姿勢は、ほかの練習生の手本にもなっているようだ。

「男らしい“アニキ”として慕われているようです。あれだけの有名人なのに礼儀正しく、まったく偉ぶらない、そして、下の面倒見がよくて、本当に実力があるから、みんなの“アニキ”になっている。

 われわれの中でも、彼はプロレベルの実力者として、またその素顔を知ってリスペクトする者は多いですよ

 ちなみに岡田の先輩・木村拓哉は現在、『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)でボディガード役を熱演している。

 岡田とのアクション対決が比べられがちだが……。

木村クンのボディーガードは?
木村クンのボディーガードは?
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「木村さんも身体を鍛え上げて本格的な指導を受けていますが、やはり“なっていない”との声も聞こえてきます。岡田さんの全身を使った“攻め”のアクションとは違い、ボディガードは地味に見えてしまうのかもしれませんね」(テレビ局関係者)

 格闘技に捧げた年季と情熱が違う岡田と比べられるのは酷というものか。それでも山田編集長に聞くと、

「ボディガード役ですから、おそらく(指導を受けているのは)より実践的な護身術『クラヴマガ』ではないでしょうか。自分というよりも、ボディガードとしてクライアントを護るための動きなどに長けた武術です。

『BG』は)見たことないんだけども、木村拓哉は歌もうまいしダンスもできるんでしょう? 才能もありそうだし、リズム感ある人間はうまいと思いますよ。そうそう、『宮本武蔵』('14年テレビ朝日系)は見ました。殺陣はうまかったですね

  『SP』と『BG』。テレビ局の垣根を超えた、岡田と木村の夢の競演が見たい!?