自分の10年前と10年後

中川大志 撮影/佐藤靖彦
中川大志 撮影/佐藤靖彦
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 ストーリーは現在の千太郎たちの10年前のお話がメインだけど、自身の10年前を振り返ると、

「2008年は、初めてミュージカルをやらせていただいたときですね。ダンスを3歳からずっとやっていて、その先生のつながりで出させていただいて。まだ事務所にも入っていませんでしたが“お芝居って楽しいな”っていう感情が芽生えはじめたときでした」

 逆に、自分の10年後って想像できる?

10年後は29歳ですもんね。結婚して、子どもが1人くらいいたらいいな~って。結婚願望があるというよりも、子どもが好きなんです。若いパパになりたいなっていう憧れがあるので。でも、実際どうなっているかなんてわかんないですね(笑)

 仕事のとき気をつけていることは?

「スタッフの方々のお名前をなるべく早く覚えるようにしています。“あの”とか“すいません”って呼ばれるより、名前を呼んでもらえたほうが、自分だったらうれしいなって思っているので」

 “素”の大志くんってどんな人?

「マイペースで優柔不断です。人見知りはするんですけど、同時に人懐っこい部分もあるので1回、心を開くとすごくベタベタしちゃいます(笑)

 まだ19歳。これからの長い人生で目指すものは、

「今までやったことのない役などにたくさん挑戦していきたいですね。年齢を重ねていくうちに、できるようになっていく役もあれば、できなくなる役もあると思うので。常に、お客さんを驚かせたい、新しいものを届けたいなと。だから、“やりたい!”と思うことには、余計なことは考えず、恐れず、型にはまらないよう、どんどんチャレンジしていきたいですね」

プロフィール◎なかがわ・たいし 1998年6月14日生まれ。2009年に俳優デビュー。出演作にドラマ『家政婦のミタ』『南くんの恋人〜mylittlelover』『真田丸』や、映画『きょうのキラ君』『ReLIFE リライフ』など多数。

<出演情報>
『坂道のアポロン』2018年3月10日(土)全国ロードショー