――10年後、それぞれの美しさがどうなるかですね。高須院長は、女性の30代前半は人生の中でどのような期間だと思いますか?

高須厄年って、昔、40代や50代が平均寿命だった頃の計算なの。江戸時代、女性は30代前半だったら生理も止まり、更年期を迎える頃だった。でも今の女性は栄養状態がいいから、ホルモンバランスもいい。だから、若いだけの20代を終え、もっと輝ける年代かなと思います

――そうなんですね! 厄年を怖がる必要はないのかもしれません。ところで、蒼井さんは清楚で可憐な雰囲気をまといつつ、数々の男性遍歴が注目されていますし、宮崎さんも現夫の岡田さんとは不倫の末の結婚とも言われています。そんな二人の顔立ちに「肉食」の片りんは見えますか?

高須「蒼井さんは、鼻の根元・鼻頭・小鼻が太く、宮崎さんは団子鼻で小鼻が広いですね」

――それは、あまり良くないのでは?

高須この欠点こそがモテポイントなんです! 人は欠点に恋しますからね。欠点があると、つい『俺が守ってやらないと』と思ってしまう。二人とも“ブス鼻”という愛されアイテムをお持ちなので、肉食というか、モテる要素がありますね。男性も完璧イケメンより、ちょいブサのほうが、実際モテるでしょう? 美人・美男度と好感度はイコールではないからね」

――なるほど! では欠点をカバーしないことも、時には効果的なんですね。4人ともおきれいな肌ですが、一般的には30歳くらいが「お肌の曲がり角」と言われています。高須院長は、「曲がり角=劣化が目に見えて始まる時期」はいつごろだと思われますか? 

高須「昔は30過ぎたら、と言われていましたが、UVケアという概念も浸透し、栄養状態や健康への意識も高い今は、プラス10歳の40歳頃からでしょうね

――プラス10歳ですか!

高須「だって江戸時代なんか、30代で更年期、40代で老年、50代で寿命だからね。そこより今はだいぶ人生が後方にシフトしてきました。とはいえ、みなさんももう33歳。若い頃ほどリカバリー力もないだろうし、劣化には先手を打つのが大事! ボクがいつも口を酸っぱくして言っている、『睡眠・UVケア・保湿』の非劣化3点ケアは大事に! そして来る40代に向けて、ますます美容に演技に磨きをかけてほしいですね」


<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)