反町隆史

 3月14日に最終回を迎える『相棒season16』(テレビ朝日系)だが、早くも来期の『season17』のキャスティングに頭を悩ませているという。

 警視庁ナンバー2の副総監・衣笠藤治役として出演していた故・大杉漣さん(享年66)の代役を杉本哲太(52)が務めることが発表されたが、警視庁総務部広報課課長・社美彌子(やしろ・みやこ)役で出演している仲間由紀恵(38)は今夏に出産予定で次シーズンの出演は微妙だという。

「衣笠役は杉本が後を引き継ぐことが決まりましたが、やはり注目されるのは仲間です。そもそも反町隆史相棒に決まる前から“次の相棒は初の女性、仲間?”と予想し期待する声が少なくありませんでした。

 反町に決まった後も、“5代目・仲間の1シーズンの繋ぎ”といわれるほど、仲間待望論は根強かった」(スポーツ紙記者)

 『相棒』は2クールをまたぐロングラン。撮影も1シーズンで7カ月を要する長丁場だ。今夏に出産する仲間が10月からの放送で復帰する可能性は低い。

「社美彌子役は、そのまま残すでしょうが5代目相棒への起用はないでしょうね。これまでの“相棒”の任期は、初代の亀山薫役の寺脇康文を除けば大体3シーズン。反町もちょうど現在で3シーズン目になり、そろそろ? という見方もありますが……」(テレビ誌ライター)

 だが、大杉さんの急死と仲間の妊娠で、大きくキャスト変更するのは混乱をまねくので、早くも反町続投の声があがっているという。

「とにかく反町と水谷豊は息がピッタリで、家族ぐるみで仲がいいんです。視聴率も安定していますし、反町のスケジュール次第ですが、ここで交代させるのは悩むところですね。ただマンネリを避けるために、過去の出演者を復帰させる案もあるようです」(前出・同記者)

 次シーズンも反町が続投になれば、長期政権突入の感もあるが「これまで同様、最終回の終わり方でわかるはずです」(スポーツ紙記者)

 やはり最終回は見逃せない。

<取材・文/小窪誠子>