昭恵夫人はフェイスブックで寄付金のことは否定しているが、公文書の改ざんまで明らかになったいま、国民の前に本人が出て洗いざらいしゃべったほうがわかりやすいのではないか。

 政治評論家の有馬晴海氏は、

「昭恵夫人の証人喚問が実現することはまずないだろう」

 と指摘する。

ご本人が国会で話したほうが疑念は払拭できるでしょう。しかし、昨年の閣議決定で首相夫人を“私人”と定義したうえ、お付きの職員も減らしている。首相夫人を“さらし者”にはできませんよ。ただ、仮に昭恵夫人が籠池被告側にうまく利用されたとして、じゃあ、昭恵夫人のかかわりがなくても、この土地取引は約8億円引きで成立しただろうか。多くの国民がそうは思えないから、問題がくすぶっているんです」(有馬氏)

 昭恵夫人にはフェイスブックという武器がある。改ざん発覚後も何事もなかったかののように更新しており、野党に批判的な投稿に「いいね!」ボタンを押していたことも話題になった。キーボードをパチパチ叩く余裕はあるようだ。

「フェイスブックの前はブロガーだった。タイトルは『安倍昭恵のスマイルトーク』で当時から一方的な発信力はあったが、批判的・突発的な質問が飛び出しかねないマスコミ対応などは全然ダメ。

 '07年6月に鈴木宗男氏の元秘書ムルアカさんと田植えをするイベントにマスコミを呼んだとき、質問NGを不服とした記者がただ感想を聞いただけで顔を引きつらせて“楽しかった”と述べて周囲をあきれさせたほど。想定外の質問にはめちゃくちゃ弱いので証人喚問には立たせられないはず」

 と、全国紙社会部記者。

 日本のファーストレディーには、ぜひ苦手なことから逃げずに国民と向き合ってほしい。