3月末、堂本剛のソロプロジェクト『ENDRECHERI』が、再始動となるニューアルバムの発売を発表。'16年以来の待ちに待った再始動だが、以前とは少し変化が……。

「堂本さんが自分のソロプロジェクトにかかわるロゴマークやキャラクターの商標登録を進めているようなんです。調べてみると、事務所を通してではなく、個人で6つも申請しているんですよね」(芸能プロ関係者)

 商標を登録しているのは、あくまでソロ活動のみで、KinKi Kidsに関するものは申請していない。

「アーティストがグループ名やロゴマークなどを商標登録することは多いですが、普通は事務所が出願し、権利者となります。アーティスト個人が申請することは少ないですね」(レコード会社関係者)

 特許庁運営の商標登録の出願状況を公開しているサイト『特許情報プラットフォーム』によると、例えば、『サザンオールスターズ』は、彼らの所属事務所であるアミューズが権利者となっている。『キンキキッズ』はジャニーズ事務所が権利者の登録商標だ。なぜ堂本は、自身で商標を申請したのか。

「自分の活動にかかわるロゴや名称は、自分でコントロールし、思うとおりに扱いたい、ほかの人に扱ってほしくないという考えがあるのかもしれません」

 そう話すのは、『弁護士法人・響』の徳原聖雨弁護士。“ほかの人”とは、ジャニーズ事務所も含まれる?

「本来であれば会社が申請するものを、個人でやっていることから、例えば、ロゴの使い方やグッズ展開などで、事務所との間で考えの相違などがあったということも考えられます」(徳原弁護士、以下同)

 この件に関して、ジャニーズとしての不利益はどのようなものになるのだろうか。

「権利者は堂本さんですから、理論的にはジャニーズは、彼の許可を得ないと彼のソロ活動のロゴなどを好きに使えなくなります」

 堂本は、特許や商標の専門家である弁理士を立てて申請。

「調べてみると、堂本さんは以前にもソロ活動に関しての商標登録を行っています。事務所に黙ってこのような形で申請するというのも考えづらいので、事務所とは、“グループの活動をしっかりやってくれれば、ソロは好きにしていい”など、彼にある程度の自由を認めるなど、話がついているのではないでしょうか。

 事務所としても、SMAPさんの件などで逆風もありますし、対外的なイメージづけもあるかもしれませんね」

 今回の商標登録で、ファンが不利益をこうむることがないよう信じたい。