日本ですでに活動している韓国人アーティストは多いが、仲良しのメンバーは?

「SUPER JUNIORのキュヒョンとは、いまもSNSで連絡をとり合っていますよ。以前、彼のコンサートにゲスト出演したんですが、日本でそんなに有名だと知らなかったんです。

 頼まれて曲も提供したし、入隊前でもあったから、気軽に「コンサートに出てあげるよ」って、しかも、偉そうに言ってしまって。会場に行ってみたら、1万人以上のお客さんが入る横浜アリーナで驚きました。

 そのとき、キュヒョンを裏切って、僕のファンになった方もいらっしゃって。とても大事な方です(笑)。今度は、僕のコンサートにキュヒョンを呼ぶって、いいですね

僕の強みはなんだろう

 シギョンが本格的な日本活動を前に準備したのは、日本語。先日、彼が出演した韓流ぴあ11周年記念イベントでは、ファンからプレゼントされたという綾小路きみまろの本を引用してトークを展開。会場のファンを爆笑させていた。

 現在、7月に受ける日本語能力試験の勉強と日々のスケジュールで、プレゼントされた本はパラパラとめくっただけとは言うものの“きみまろ”トークをすぐに再現できるところをみると、抜群のユーモアセンスと日本語の実力を感じる。

「ずっと罪悪感があったんです。僕のコンサートやファンミに来てくださるみなさんは頑張って韓国語の勉強をしていて、手紙もハングルで書いてくださる。なのに、僕は何もやってあげられていないと。

 僕自身の強みはなんだろうと考えたときに、歌手なので、ちゃんと歌うこと。そして、見た目で勝負ができるわけでもないので(笑)、“頑張ってくれた”と思ってもらえるくらいに日本語を勉強したら少しは恩返しができるんじゃないかと思って

 本格的な勉強はこの1年。そうは思えない美しい発音と語彙力。