初の弁護士役に挑む神木隆之介 (c)NHK

 文部科学省は、いじめや保護者とのトラブルが起きた際、法的な視点から予防や解決を図っていく“スクールロイヤー(学校弁護士)制度”の検討を本格的に始めている。

 4月21日から始まる土曜ドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(NHK総合)の主人公は、そのスクールロイヤー。神木隆之介が演じる新人弁護士の田口章太郎が、法律を武器に、さまざまな学校問題に立ち向かっていく。

 初回では、新人教師(岸井ゆきの)が生徒の手をつかんだことを“娘が体罰を受けた”“担任を代えてほしい”と、モンスターペアレント(堀内敬子)が乗り込んでくる。田口は“あなたの行為は威力業務妨害にあたる”と、母親を撃退。

 しかし、思わぬ事態に発展─。

「神木君は今回、弁護士役に初挑戦していますが、イメージどおりの田口を、見事に演じてくれています。

 田口はセリフが多く、テンポも速い。さらに、1話30分とコンパクトななかに描きたいものを凝縮して詰め込んでいます。

 単に早口なだけでなく、説得力を持ってまくしたてられるのは、20代の俳優さんのなかでもオンリーワンな存在感と演技力のある彼でなければ、おさまりきらなかったでしょう。現場で神木君は苦しんでいる素振りを見せることもなく、撮影は快調に進みましたが、大変な集中力を要したと思います。

田口は学校に乗り込んできたモンスターペアレントを論破(c)NHK

 神木君の素直で、さわやかでウソのないまっすぐさは撮影現場にも伝わり、出演者もスタッフも“神木君のドラマならひと肌脱ごう”という気になります。演技のみならず座長としての魅力も持っているんです

 と、松川博敬チーフ・プロデューサー。

 実生活で弁護士に会ったことがないという神木は、クランクイン前に法律考証を担当する弁護士に取材。

「2~3時間ざっくばらんに話しているうちに、弁護士のしゃべるリズム、声のトーン、わかりやすく説明する口調などを、感覚的につかんだと言っていました」(松川CP、以下同) 

 神木は弁護士には法律オタクな面があり、好きなことを人に伝えるパワーやエネルギーは、アニメや鉄道などのオタクを自負する自身と通じるものがあるという。監修弁護士のひとり、梅田康宏先生とは波長が合ったそう。