「元NEWSのメンバーだった草野博紀も、この直後に未成年飲酒報道が出て活動自粛、その後、ジャニーズ事務所を退所しました」(同)

 Hey! Say! JUMPの元メンバー、森本龍太郎は未成年喫煙報道により、無期限の活動休止後、グループからの脱退とジャニーズ事務所からの退所となった。

「この時は森本本人ではなく、薮宏太が他のメンバーを従え、全員が沈痛な表情で謝罪した様子が印象深かったです。特に若いメンバーで構成されたグループでしたから、その責任の重大さがうかがい知れる場面でした」(同)

 ちなみに彼らもまた、それぞれ「内メンバー」「森本メンバー」とは報じられてはいない。前出の芸能記者は言う。

山口達也の場合、相手や世間に与えた衝撃は相当大きいです。城島リーダーがそれについて『あり得ない』とコメントしていましたが、会見で本人が希望したグループ活動への復帰には、相当の困難は予想されます」

 一方、ジャニーズを退所した元ジャニタレたちはどうか。

 元KAT-TUNの田中聖が、2017年に大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕されたのは記憶に新しい。こののち、田中が結成してたバンドは解散している。前出の記者はいう。

「元光GENJIの赤坂晃や元男闘呼組の成田昭次、古いところでは、元フォーリーブスの北公次。薬物関連で逮捕される元ジャニーズタレントは、多いです。それぞれ田中と同様、芸能活動の休止や自粛に追い込まれていますが、その後、最前線での活動はなかなか厳しいですよね」

 5月1日、東京地検が山口メンバーを不起訴としたことが報じられた。そしてテレビ各局は「メンバー」から「さん」へと一斉に変更した。

 過去のジャニーズタレントの不祥事は、飲酒や喫煙、そして薬物がほとんど。それだけに、山口メンバーが起こしたアイドルとしてもっともタブーとされるわいせつ罪は、あまりにも衝撃的すぎる。

 事件の及ぼす影響が本格的に出てくるのはこれから。TOKIOそのものの活動も含めて、その動向に注目していきたい。

<取材・文/渋谷恭太郎>