働き手になる父親は、できるだけ若いほうがいい

 いっぽう女性たちは、35歳を過ぎアラフォーになると、なるべく年の近い人、もしくは年下男性との結婚を望むようになります。 “もし子どもを授かったら、働き手になる父親はできるだけ若いほうがいい”と思っているからです。

 こうして男性が女性に希望する年齢と、女性が男性に希望する年齢のベクトルが見事にすれちがっているので、お見合いのマッチングが難しくなるという現実が出てくるのです。

 先日も、“結婚相手は、年下から43歳まで”と年齢設定をしている40歳の女性会員に、「もう少し年齢の幅をひろげて、40代後半から50代前半も対象にいれたら?」とアドバイスしたところ、彼女からこんな言葉が返ってきました。

 「50の人と結婚したら、早く死んじゃいそうじゃないですか」

 人生80年と言われている時代です。50歳男性と結婚しても、30年は一緒にいられる。それだけの年月を一つ屋根の下で暮らしていたら、もう旦那さんとの生活はお腹いっぱい。

 その時、女性が70歳ならまだまだ元気ですし、同世代のお友達と韓国スターを追い掛け回して、独身さんライフを楽しんだらよいのに。はたまた老いらくの恋で、もうひと花咲かせられますよ(笑)


鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイト『最短結婚ナビ』http://www.saitankekkon.jp/