浜崎あゆみ

 東京・渋谷にある代々木公園の中央に位置する野外ステージ。最大でも5000人しか入ることのできないその場所は、浜崎あゆみにとって決して大きい舞台とはいえない。しかし、彼女にとってその日は特別なイベントだった。本編の最後に選んだ曲は『how beautiful you are』。歌い終えた彼女の目には涙があふれていた─。

新宿二丁目は自分のホーム

 5月5日、6日と2日間にわたって行われた“性”と“生”の多様性を訴えるイベント『東京レインボープライド2018』。その2日目、ゲストステージに浜崎が上がった。

「同イベントは“日本最大のLGBTの祭典”といわれ、これまでも中島美嘉さんやCharaさんが出演されています。浜崎さんは初参加でしたが、そもそも彼女は今回のようにチケット代をとらないフリーライブ自体が初めてなんです」(スポーツ紙記者)

'14年には海外のゲイパレードに参加し、レインボーフラッグを振った(公式Twitterより)

『LGBT』とは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字を取った、性的少数者の総称のこと。彼らがステージ前に集まるなか、およそ25分遅れて浜崎が姿を見せると割れんばかりの歓声と手拍子が沸き起こった。

「日本はどこかマイノリティーであることが社会的弱者であるというイメージがぬぐえないところはある。だからといってマジョリティーは社会的に勝ち組であるということは絶対ない」

 浜崎の宣言でライブはスタート。MCでは、ゲイタウンとして知られる新宿二丁目の思い出について語った。

「20年前、自分が生きるのがつらくなりまして、どうしたらいいのかなとわからなくなったときに、初めて行ったのが(新宿)二丁目で。それ以来、自分のホームのような気がしてしまって。喜怒哀楽すべてを二丁目の仲間とともに過ごしてきたからこそ、今の私がある」