5月6日に正式に山口達也のTOKIO脱退が決まり、メンバーが5人から4人になってしまった。

24年連続で出場していた『紅白歌合戦』(NHK)も、さすがに今年は厳しいでしょう。高視聴率の紅白に出られないとなると当然、グループのギャラにも響いてくるでしょうね」(芸能レポーター)

 それだけに、残されたメンバーのプレッシャーはそうとうなものだという。

「リーダーの城島茂さんは女装キャラ・島茂子で、5月6日に神宮球場で始球式をしました。騒動のあとに不謹慎ではないかという声もあったそうですが、城島さん自身が“それでも仕事だから”と決断。そんな彼の心意気が通じたのか、観客からのヤジは聞かれなかったですね」(スポーツ紙記者)

 騒動中にもかかわらず毎朝、情報番組『ビビット』(TBS系)に出演していたのが国分太一。日に日にやつれていく姿はスタッフを心配させた。

番組が昨年1月にやらせ演出をしていたことが発覚。BPOから倫理違反と指摘され、国分さんサイドは局側に卒業を申し入れていたそうです。視聴率も3%台と厳しかったですからね」(TBS関係者)

 だが、山口の騒動で状況は一変する。

「国分さんが出演しているとあって、視聴率はうなぎ上り。平均5%から6%を連発するようになり、メンバーが会見をした翌日の5月3日には7・8%を記録したのです。

 また、国分さんサイドも、騒動後の降板となれば、ネガティブなイメージを引っ張ってしまう。今秋の改編に合わせて打ち切り予定だったのですが、とりあえず年内は続けることになったそうですよ」(同・TBS関係者)

 会見では山口を誰よりも厳しく叱り、また誰よりも多くの涙を流した松岡昌宏。今回の騒動でも、イメージアップに成功した。

メンバーの中でも特に彼は事務所の実力者であるメリー喜多川副社長と娘のジュリー藤島副社長に可愛がられている。メリーさんのお友達である黒柳徹子さんの『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に3年連続で呼ばれているのは、まさにその証。山口さんのラジオを引き継ぐのも彼ですし、仕事は今後も増えていくでしょう」(芸能プロ関係者)

 末っ子キャラの長瀬智也。会見での質疑応答では天然ぶりが話題になったが……。

「長瀬さんは1人だけ後からTOKIOへ入ったこともあり、初めはグループになじめなかった。そのとき面倒を見たのが山口さんでした。

 長瀬さんにとって彼はある意味“恩人”。今回の件でも退社という選択肢はなかったそう。事務所が山口さんを契約解除したことに間違いなく納得していない。“事務所に不信感を募らせて辞めてしまうのでは?”と関係者の間では心配の声もあがっていますよ」(同・芸能プロ関係者)

 新たなスタートを切った4人は今後、どんな“大志”を抱きながら進んでいくのだろうか─。