中居自ら直談判することも

「某局のチーフプロデューサーに“あの3人とかどうですかね?”と新しい地図のメンバーがテレビ番組に起用されるように、直談判しているんだそうです。“深夜(番組)でもいいから……”と粘ったこともあったと聞きました」(番組制作スタッフ)

 稲垣、草なぎ、香取は、以前に引けを取らないくらいCMへの出演もあり、SNSを始めてそれなりの存在感を示しているが、地上波のテレビ出演はめっきり減った。

「テレビに出づらい環境の彼らをアシストしてあげたいという気持ちが強いのでしょうが、中居さんにはプラスになりません。事務所から離れた人を推薦するというのは、業界的にはタブー。事務所から睨まれることを恐れずに行動しているのは、“将来的には3人と共演を……”という願いがあるからだと思います」(同・番組制作スタッフ)

 5月上旬には、中居が香取と食事をしていたという報道もあった。合流を決断したのではないかという声が大きくなったが、実際のところは今年の移籍はなくなったらしい。

中居さんはすでに残留するという意向を事務所に伝えたそうです。実は、デビューが9月9日なので、その3か月前にあたる6月9日が回答期日だったのです。今年も9月に、契約を延長する運びになるでしょう」(テレビ局関係者)

 中居には、まだジャニーズ事務所をやめられない理由がある。ひとつは、ジャニー喜多川社長への思いだ。

「SMAPはジャニー社長が手塩にかけて育てた最後のアイドルだったと言われています。今では優しい印象のジャニーさんですが、ときに罵声を浴びせながら厳しくレッスンをしたのがSMAPでした。劣等生だった中居クンには、ジャニーさんがマンツーマンで教え込んだんです。彼はそのときの恩を忘れていませんよ」(前出・芸能プロ関係者)

 もうひとつは“得意分野”を手放したくないという思い。

「中居さんは今や司会者として盤石の地位を手に入れています。進行の実力は折り紙つきで、現在は毎週5本の番組にMCとして出演中。もし事務所をやめれば、先に出ていった3人のようにテレビ出演がなくなるかもしれない。圧力があるかどうかはわかりませんが、現場の忖度がありますからね。テレビに出演し続けるためには、現事務所を離れるという選択はできないと思いますよ」(同・芸能プロ関係者)

 テレビに出られなくなる事態は避けたいのだ。なぜなら、近い未来に中居が捨てられない“大イベント”が控えているからだという。