「交際を隠し通していたというより、本当に始まったばかりなんでしょう。ふたりの目撃情報などはなく、週刊誌すらも掴んでいなかったようです。にもかかわらず報道が出たことに、少しばかり違和感を感じます。知られたくないより、知らせたいという意図が見え隠れしますね」(スポーツ紙記者)

 それは、前述のように、いつまでも記憶の端、いや、人によっては真ん中近くに残っている“ゲス不倫”のイメージを一刻も早く払拭したいからではないだろうか。

不倫騒動を起こしたことで芸能界を引退した人など見たことがありません。時間が経てば、みんな何ごともなかったかのような顔して、ちゃんと仕事に戻っています。周りも触れないようにしますしね」(前出・ワイドショースタッフ)

 ベッキーも謹慎期間を経て、仕事復帰は叶っている。しかし彼女の場合、騒動前後で状況は大きく変わった。

「思うように前に進めず、もがいている様子が見て取れます。前のキャラクターには戻れないということは、事務所も本人も自覚していると思います。

 ですが、それに代わるキャラや、彼女が活躍できる場所が見当たらないのが現状です。ぶっちゃけキャラにスイッチして、赤裸々な発言ができるような子じゃないし、バラエティでも騒動についていじりにくい。となると、結婚して、ママタレになるのが彼女を再生する一番いい方法なんじゃないでしょうか」(テレビ局関係者)

 これで、彼女がが負った深い傷も、ようやく癒されることになるのか。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。