逮捕後、自宅は静まり返ったまま

「朝9時くらいに5、6人の刑事が来たのが見えました。女性の刑事もいて、家宅捜索のようなことをやっていました。午後5時過ぎまでいたんじゃないかな。小林さんが“やっていない”と言っている声が聞こえました」

 逮捕時の様子をそう明かすのは、容疑者と同じアパートに住む女性住人だ。

事件当日に聞いた子どもの声

 6月18日、わいせつ誘拐、強制わいせつ致傷の疑いで逮捕されたのは、東京都大田区の無職・小林義雄容疑者(55)。

 逮捕容疑は、5月17日昼、大田区内の路上で、未就学の女児に「おやつあげる」などと声をかけ自宅に連れ込み暴行を加えたうえ、わいせつな行為をし下腹部に全治約18日間のケガをさせた疑い。

「事件当日、小林容疑者の家に誰かが入っていくのがわかりました」

 と明かすのは、容疑者宅の近所に住む40代の女性だ。

「小さい子どもの声がしたんです。小林容疑者の声で“ここだよ”って声がしたので、お孫さんかなと思ったんです。泣き声も何もありませんでしたし、変だなと思わなかったので、それ以上、注意して見ませんでしたが……」

 小林容疑者が女児を連れ込んだのは、JR京浜東北線大森駅から徒歩約14分、京浜急行平和島駅から徒歩約8分に位置する築38年の2DKのアパート。今春、引っ越してきて高校生の息子と2人で暮らしていたシングルファーザー。息子が学校に行っている間の犯行だった。

「娘さんは別居しているらしくときどき来ます。子どもたちとはあいさつをしますが、お父さんとはほとんどしゃべらないです。引っ越しのあいさつは、大家さんが代わりに来ました。本人は“恥ずかしいからお願いします”と頼んだそうです。物音を立てない一家で、いつも静か。大家さんが子どもたちのことを“いい子”と褒めているのを聞いたことがあります」(アパートの別の住人)