動物園では、アフリカゾーンなど「ゾーニング」を意識した展示も(写真はイメージ)

 夏休みシーズン突入で、あれこれ計画中のみなさん。生き物をただ展示するだけでなく、知って、学べて、ときに触れて、なんといっても魅力的に見せてくれる動物園や水族館が増えているのをご存じだろうか。

 上野動物園の元園長・小宮輝之さんによると、

「特に水族館の展示方法に感心することが多いですね。珍しい生き物の生態を魅力的に見せる手法もとても上手です」

 最近の水族館の展示手法は凝っている。新たに生き物を入れなくても、テーマや演出次第で、新鮮な気分で見られるよう随所に工夫が凝らしてある。

 なかでも目につくのが「深海魚」や「淡水魚」など、専門性を打ち出した水族館。

「サンシャイン水族館が素晴らしかったですね。ゴライアスガエルという世界最大のカエルなど、ちょっと変なものに会えるのは新鮮です。“珍種”や“カエル”などテーマを決めた企画が凝っていて、おもしろいんです」

 動物園だって負けてはいない。例えば、群れの動物は群れで、家族で暮らす動物は家族で、など自然に近い環境をできる範囲で再現。動物の故郷や生息域の保全に関心を持ってもらう取り組みも行っている。

 また、アフリカゾーンを設けて、ライオンを主な生息地であるアフリカの動物として展示するといった、「ゾーニング」を意識した見せ方を展開する施設もある。