13日放送の『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)にキャスト陣がゲスト出演するなど、早くもさまざまな広がりを見せている。

上田「自分だけでなく、キャスト陣にこうして声がかかるのが、自分のこと以上にうれしい。みんなにはぜひ売れてほしいです。自分の作品以外で主演をするようになったら、寂しい部分もあるけど、“やりやがったな!”って刺激になるでしょうしね。将来、お互いが活躍して、大きなステージで一緒に仕事ができるようになったら最高だなって思います

拡大公開を記念してTOHOシネマズ日比谷で行われた舞台挨拶は、観客総立ちの盛り上がり 撮影/森田晃博
拡大公開を記念してTOHOシネマズ日比谷で行われた舞台挨拶は、観客総立ちの盛り上がり 撮影/森田晃博
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 同時期に同じくノーマークな状態から口コミで人気に火がついたDA PUMPの『U.S.A.』とともに語られることも。この作品に“ダサかっこいい”のようなキャッチフレーズをつけるなら?

上田「実はこの映画にも“ダサかっこいい”ってセリフが出てくるんですけど、僕自身ダサいって言われるものを一生懸命やることがカッコいいと思っている部分があるので、そこは共通しているかもしれません。この映画にキャッチフレーズをつけるなら……“ポンコツの逆襲”とかかな(笑)。器用に生きられない人たちならではの純粋さ、パワーが今の時代に求められているのかなって思います

 全国拡大公開など、想像していなかった展開が続々と起きているだけに、『流行語大賞』や『紅白歌合戦』の審査員などもありうるのでは?

濱津「『紅白歌合戦』ですか……場違い感が半端ないですね(笑)」

上田僕はこれまで、さんざん失敗してきた人間なので、今さらカッコつけるつもりはありません。“映画監督だから”と変に仕事を選ぶようなことはしたくないと思っているので、もしオファーがあるなら、いろんな仕事に挑戦してみたいですね。ときにはバッシングされることがあったとしても、それすらも取り込んで、今後も面白い映画を撮っていきたいです

■映画『カメラを止めるな!』
 “37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。出演/濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、秋山ゆずき ほか。現在、大ヒット公開中!