「同じ事務所のローラの存在が大きいでしょう。彼女は'16年にハリウッド映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』に出演。その後、映画出演はないので女優転身が成功しているとは決して言い切れないですが、CMモデルとしての価値は上がった。現に'17年には3年ぶりにCM女王に返り咲いていますからね。その効果は絶大ですよ」(広告代理店関係者)

 だが、ローラの場合は特殊なケースだったそう。

「『バイオ─』は日本のゲームが原作ということで日本人を起用してきた。'10年公開の『IV』では、歌手の中島美嘉がゾンビ役で出演。その流れでローラも出られたんです。一応、オーディションが行われ選ばれたことになっていますが、スポンサーサイドの意向も大きく働いたと聞いています。

 また、ハリウッド映画出演歴があることで、アメリカの大手エージェントと契約もできた。何もないところへ身ひとつで行くダレノガレとは、大きく違いますよ」(映画製作会社関係者)

 エージェントもいない中、女優以上に大きな問題も。

「ダレノガレさんは1歳のときにブラジルから日本に来たので、ほとんど英語が話せない。何でも中学生レベルだそうです。ただ、ローラさんも2年間で流暢な英会話をマスターしたそうですから、決して無理ではないと思いますが……」(テレビ局関係者)

 100回オーディションを落ちるまではあきらめないと話すダレノガレ。そのガッツこそが、夢の扉をこじ開けるかもしれない。