政策を説明し始めると話が止まらない

「女性政策を変えるためには、女性が中心になって立案することが必要です。“女性の意見を聞きましょう”にとどまってはダメなんです。男性ではわからないことがいっぱいありますんでね。未来永劫わかり合えない部分だってあると思いますから」

 東京・永田町の国会内で、週刊女性のインタビューに応じた自民党の石破茂元幹事長はそう切り出した。

男性がどれだけ女性の負担を減らすことができるか

 女性が本当に活躍できるようにするには何が必要か、との質問に答えた。安倍政権下で「女性活躍」が唱えられてずいぶんたつが、女性の多くを取り巻く環境はほとんど変わっていない。石破氏は「男性の生き方をどう変えていくかが問われます」と続ける。

「2人目、3人目のお子さんを育てているご夫婦をみると、夫が育児、炊事、洗濯、掃除をする時間は、お子さんの数にきれいに比例して長い。つまり、男性がどれだけ女性の負担を減らすことができるか、を考えないで女性活躍も何もあったものではない。男性は女性になりきれなくても、炊事、洗濯、掃除ってできるじゃないですか

 口先だけではない、という。料理が得意な石破氏は『新妻のための料理教室』といった実用書を購入し、タケノコご飯などをレシピどおりに上手に作っているそうだ。

「掃除も洗濯もします。だって、ほとんど機械がやってくれるんですもん」

 そうやって女性の家事・育児の負担を減らし、国会や地方議会の女性議員も、民間企業の女性役員も、もっと増やしたいと話す。

「まず政府が実現してみせなければ、地方や民間に求めても難しい。政府が率先したい」

 政策集「石破ビジョン」では「男女フェアな社会の実現」を掲げ、女性が活躍できない仕組みや社会意識の是正に取り組むと約束する。

「人口が減っていく中、これだけ能力があり、教養のある日本女性の活躍の場を、最大限に確保するのは日本最大の課題です。政策の正面に据えなければいけません。自民党の会議でも、政府の会議でも、へたすると女性がひとりもいないってこと多いですから。これは異様なことです」