「去年の『G1 CLIMAX』では成績がふるわなかったこともあり、あまり話題にならなかったんです。でも、この役づくりのために髪を切ったら、ヤフーニュースに載ったんですよ(笑)

 “100年に1人の逸材”と呼ばれ、エースとして新日本プロレスを牽引してきた棚橋弘至が、映画『パパはわるものチャンピオン』で初主演! 原作は同名の大人気絵本。かつてエースとして活躍したものの、ケガからの長期離脱により、現在は悪役レスラーとして活動する主人公を演じる。

岐阜県出身の3大俳優

「小学校行事の読み聞かせで読んでいたので、原作は知っていました。でも、まさか自分にオファーが来るとは思わなくて、驚きましたね」

 映画やドラマの出演経験はあったものの、今回は主演ということもあり、邦画を見て研究を重ねたとか。

「試合の移動時間などに、同じ岐阜県出身の綾野剛さんの作品を中心に邦画を見て勉強していました。個人的には綾野剛、伊藤英明、棚橋弘至が岐阜県出身の3大俳優だと思っているので(笑)」

 プロレスも演技も、人を魅了するという点では共通点があるが、演技をしたことで、プロレスにも反映されたことがあったという。

「いいパフォーマンスをするために、瞬間的にテンションが上がるのはプロレスでも一緒。でも役者の方のオン・オフの切り替えは本当に早くて、勉強になりました」