「10月24日にですね、『君のうた』という嵐のニューシングルが出ます!」

 5人そろってCDの発売告知動画を公式ホームページ上にアップした嵐。彼らを応援する“アラシック”たちは10月11日にドキドキしながら、ある発表を待っていた。

「11月16日の札幌ドーム公演を皮切りに全国5大ドームを回るツアーが始まります。現在18公演が発表されていますが、このツアーのチケットの当落発表が11日だったんです」(芸能プロ関係者)

 嵐のファンクラブ会員数は現在、228万人を超えているそうで、今回もプレミアチケットとなった。

「85.5万人の動員を予定しているといいますが、ここからさらに追加公演があるということを、メンバーがすでに発表しています。'10年~'11年に行われたツアーでは、86万人を動員していますが、今年のツアーはそれを大幅に上回るでしょう」(コンサートプロモーター)

異例の“前倒しコンサート”

 100万人近い動員数でもプラチナ化してしまうチケットの転売を防ぐべく、本人確認やデジタル化などの対策が取られているが、

「本人確認を行う“顔認証”は、'16年に行われたツアー『Japonism』以降では行われていません。デジタルチケットになったことで、座席の場所は当日現地に行くまでわからないことが多くなりましたが、同行者は名前の登録だけでいいため、チェックがゆるく、転売の抑止力はそこまでなさそうです」(同・コンサートプロモーター)

 あと1か月で幕を開けるアニバーサリーイヤーだが、実際に20周年を迎えるのは、1年後の'19年11月だ。

「にもかかわらず、1年前から大がかりなツアーが始まります。ここまで前倒しでアニバーサリーコンサートが始まるのは異例のことですが、この先にもたくさんの“プロジェクト”が控えているからなのでしょう」(前出・芸能プロ関係者)

 ファンがいちばん気になるのは、嵐にとって“はじまりの地”であるハワイでのコンサート。15周年を迎えた'14年9月には、2日間にわたって3万人を動員した。

「デビュー会見を行ったハワイでのライブは、ハワイ州が'12年から打診して実現したもの。地元紙によれば、このオファーの際に20周年のコンサートの打診も行われていたといいます。前回の経済効果は20億円との報道もあり、ハワイ州としても嵐のライブは歓迎ムードなのです」(スポーツ紙記者)