徳重聡

 10月14日にスタートした、TBS系ドラマ「日曜劇場『下町ロケット ゴースト』」。演技自慢の俳優陣らが顔をそろえるなかで、徳重聡の演技がSNSを中心に話題になっている。これまでの石原プロの俳優らしい「熱血漢」「好青年」のイメージを一変させる「新境地」を開きそうだ。そんな彼に、今回の“キャラ変”について心境を直撃してみた!

―『下町ロケット』で、徳重さんが演じる佃製作所・技術開発部のエンジニア「軽部真樹男」はどんな人物像?

「仕事への情熱は人一倍あり、実は仲間思いだと思いますが、ぶっきらぼうで人とうまく関われない。みんながまじめなときにひとりでにやけていたりして、笑いのツボが人とずれています。しかし褒められると照れてしまうかわいい一面も……」

―役をいただいたときの感想は?

佃製作所の熱い人物を演じることができると思っていたにもかかわらず唯一、冷めたキャラクターの軽部真樹男を演じることになったことには少々驚きました(笑)

 しかし軽部役をいただいてうれしい反面、今まで他のドラマや映画で演じてきた役柄とは180度違うので、今回のイヤミでクセのある役は未知の世界すぎて正直怖さもありました。撮影に入ってからは、監督とたくさん話し合いながら軽部真樹男をつくり上げていっています」

―役づくりされていること、また意識していることは?

知的で頭のいい人に見えるように、“善い人”に見られないように、何を考えているかわからないように、この3つを心がけて演じています。この中で1つでも欠けたら軽部ではなくなってしまうので、表情、仕草、話し方などすべてに気を配っています」

 今後もイヤミでクセのある演技を繰り広げる徳重から目が離せない!