ラストコンサートから、もうじき2か月がたつ。

 いまでは安室奈美恵さんに関するニュースがほとんど報じられなくなった。最近、私が安室さん関係で目にしたのは『女性セブン』(11月15日号)に掲載された、

《“季節外れのアイテム”がバカ売れ!》

 という記事。いったい、どんな“アイテム”なのか。

 それは、安室さんが引退当日、お忍びで訪れた『We ♥ NAMIE HANABI SHOW』(沖縄開催)で着ていた“浴衣”。

 白地に濃紺のひょうたん柄なのだが、これを求めて都内の着物店に行列ができているという。安室さんについてのニュースではあることに違いないが、彼女自身に関する内容ではなかった。

報道が沈黙する理由

 あれほどヒートアップしていた“安室フィーバー”はもう冷めてしまったのだろうか。

 ファイナルツアーDVDは売れ続けており、売り上げはすでに173万枚を超えているという。

 “いったい、いま安室ちゃんはどんな生活をおくっているのだろうか?”

 ファンは気になってしょうがないハズだ。いや、マスコミだってそうだ。しかし報道が沈黙しているのには理由がある。

 週刊誌をはじめとするメディアに、安室さんの代理人弁護士から、“取材自粛要請”なるものが送付されたのは、ラストコンサートの数日前だった。

 その内容は、

《安室のプライバシーに関する記事や名誉を棄損する記事等が掲載された場合には、一般私人への権利侵害行為として、しかるべく法的措置を講じることになります》

 というもの。

 つまり、「私人となった安室さんを取材したり、記事にしたら訴えますよ」ということだ。マスコミに追われることがそんなにイヤなのだろうか。

安室さんはもともとマスコミ嫌いですから。それも週刊誌がね。いままでいろいろ記事にされ、そのたびに憤慨していたと言います。

 1億円を超える損害賠償を求めて出版社などを訴えたこともありました。一般人となった今は、なおさら、週刊誌などに取り上げられることがイヤなんだと思います」(芸能プロ関係者)