《旅行が好きなので、行きたい場所もまだまだありますし、やってみたいこともたくさんあります。来月のライブを終えたら一度活動を休止して、期限を決めずに色々と挑戦したいと思っています》

 1月8日、歌手の西野カナ(30)が、無期限の活動休止を発表。2月に行われた横浜アリーナでのライブを最後に、表舞台から姿を消すこととなった。

水面下で進む“2020”復帰計画

「所属事務所の稼ぎ頭だった西野さんは、歌手活動以外にもファッション誌の取材やテレビ出演、毎年行われるライブをこなすなど日々、多忙を極めていました。過密なスケジュールで精神的にも身体的にも限界を迎えていた彼女は、30歳になる今年、事務所との話し合いの末に活動休止を決めたそうです」(スポーツ紙記者)

 彼女が作詞する歌は、会えなくなってしまった恋人を思って歌った『会いたくて 会いたくて』('10年)や、恋する女の子の“取扱説明書”を歌った『トリセツ』('15年)など、ストレートでチャーミングなポップスが中心。ティーンからの絶大な支持があり、“恋愛ソングのカリスマ”と呼ばれていた。

「ティーンから人気を得る一方で、若い女性に刺さる恋愛の歌詞をずっと書き続けていくことに限界を感じ始めていたようです。そういった意味でも、今回の活動休止を機に1度、自分の方向性を見つめ直したかったようですね」(同・スポーツ紙記者)

 休養に入ると、仕事優先の毎日から自分の幸せとゆっくり向き合っていく日々に変わった。

「活動休止後、自身の誕生日でもある3月18日に、以前から交際していた一般男性との結婚も発表しました。結婚相手は、元マネージャーだった会社員で、目力が強い市川海老蔵さん似のイケメン。仕事ができると評判で、今は彼女の所属事務所のグループ会社で働いているそうですよ」(同・スポーツ紙記者)

 女子高生の憧れとして20代を駆け抜けた彼女は、愛する人とプライベート中心の生活を過ごし、ありふれた日常を取り戻しているという。

スタッフとも定期的に連絡をとってはいますが、具体的な仕事の話などは、まだしていないそうです。今は仕事を気にせず、リフレッシュ中といったところでしょうか」(レコード会社関係者)

 突然の活動休止発表ということもあり、たくさんのファンに惜しまれつつステージを離れることとなったが、再び歌声を聴けるのはまだ先のことなのだろうか。

「無期限活動休止という体裁で休養に入りましたが、レーベルや事務所が想定したより早いタイミングで復帰できるみたいです。水面下では、来年のカムバックを見越して計画が進んでいるとの声も上がっていますよ」(同・レコード会社関係者)

 これまで彼女が歌ってきた曲は、甘酸っぱい恋心をのせた歌詞や、切ない失恋ソングがほとんど。愛する人と結婚し、幸せに包まれた西野は新たに、いったいどんな歌を聴かせてくれるのだろう。