フリーアナウンサーの滝川クリステル(41)の電撃婚。相手が衆議院議員の小泉進次郎議員(38)ということで、

「よしもと芸人の闇営業一色だった番組ですが、視聴者同様作り手の我々も食傷気味でした。ゴルフの渋野日向子選手と今回の結婚で明るくなりましたね」

 と、情報番組スタッフも笑顔を見せる。

 これまで芸能メディアは、滝川の恋愛遍歴を数多く報じてきた。元ラグビー日本代表の天野義久氏、ハンマー投げの室伏広治氏、元サッカー日本代表監督のトルシエ氏の通訳を務めたフローラン・ダバディ氏、サッカーの中田英寿氏らをとおりすぎ、もっとも結婚に近づいたのが俳優の小澤征悦(45)だった。

「今年6月に結婚した女優の蒼井優が“魔性の女優”と呼ばれていましたが、“魔性の女子アナ”が滝川。ちょっと噂が入ると、すぐに張り込みに行きましたが、彼女はあまりこそこそしないので、張り込みをするとすぐに写真が撮れました。ありがたい存在でしたね」

 とは、写真週刊誌カメラマン。ところが今回は、相手が政治家だけに隠密恋愛だった。

小澤ブランドから小泉ブランドへ

 滝川と仕事をしたことがあるテレビ番組デスクは、

「小澤家から小泉家、ですからね。一流好きの彼女らしいゴールインですよ」

 と祝福する。続けて、

彼女は、フジテレビの番組でアナウンサーをやっていましたが、フジテレビの局員ではなく、制作会社の所属でした。彼女にはそのコンプレックスがずっとあった。そのせいか、番組スタッフに対して分け隔てなく接していたし、局員の女子アナよりセンスのいいブランド品を身に着けていました。

 またコンプレックスは体形にもあって、テレビにはあまり映りませんが、彼女は案外、腰の位置が低いんです。昔の日本人っぽい体形といいますか。そのせいか、あまりタイトなスカートは履きませんでしたね」

 さらに小澤との恋愛期間について、

「滝川のほうが前のめりでしたね。同棲していましたが、それも彼女主流でした。ただ、小澤の父親の指揮者、小澤征爾さんが首を縦に振らなかったようで、息子もなかなか結婚に踏み切れず、滝川が見切りをつけた形です。

 今回、小泉家というブランド、衆議院議員というブランド、この上ない一流ブランドを一挙に手に入れた。議員の妻であり、将来は総理夫人もありえるわけですし、また議員の母になることが既定路線ですからね。小澤家に対する意趣返しもできたわけです

 落選の心配がない、国民的人気を誇る衆議院議員の妻の座という一流の椅子。

 制作会社所属アナウンサーという立場で始まった滝川のキャリアは、女子アナ出身のトップに上り詰めた。

<取材・文/薮入うらら>