なるべく皆さんと近い場所で楽しみたいと思ったので、東京と大阪の会場を選ばせていただきました

 来年2月に、ソロツアー『TAKUYA KIMURA Live Tour 2020 Go with the Flow』の開催を明かした木村拓哉。1月の初アルバムリリースを機に、本格的に音楽活動を始めそうだ。

 彼が“リスタート”の場として選んだのが、『国立代々木競技場第一体育館』と『大阪城ホール』。それぞれ2公演ずつ、計4公演が予定されている。

「木村さんが最後にファンの前で歌ったのは、SMAPとして参加した'16年3月の『明日へコンサート』以来でしょうか。久しぶりに生の彼に会える、生の歌が聞けるだけにプレミアムなライブになりますね」(スポーツ紙記者)

 ファンが待ちに待った瞬間を、しかも木村が「近い場所」と話すように、文字通りより近くで見えそうだ。そんな2会場を選んだ理由に、こんな見解も。

意地悪な見方ですが、“ファンともっと近くで”というのは“ハコ”の規模を縮小してコンサートを行うときの常套句としても使われますね(苦笑)。当初はドーム開催も検討していたと聞きますが、今のキムタクの状況を踏まえた現実的な判断を下したのかもしれません」(音楽事務所関係者)

稲葉浩志がゲスト出演か

 今回のツアー4公演で計5万5000人の動員が見込まれているが、それは東京ドーム公演1回分に相当する人数。かつて5大ドームツアーで100万人を動員していた、国民的グループのメインボーカルとしては、いささか控えめな気もするが……。

 さらに、念には念をというべきか、動員に向けたサプライズゲストも用意されているのだとか。

アルバムには稲葉浩志や森山直太朗、槇原敬之といった豪華アーティストが参加していますが、彼らが“お友達”としてゲスト出演するというものです。4公演の中でスケジュールを調整して、“日替わり”で登場するのではないでしょうか。木村さんとのセッションも楽しみですね」(レコード会社関係者)

 一方で、“SMAPの木村”ではなく、“ジャニーズの木村”になったことで、ジャニーズお得意の“客寄せ”が解禁になったとも。

「ズバリ、先輩の晴れ舞台に後輩たちがわらわらと応援に駆け付ける、いわばジャニーズアイドルの伝統ですね。よく近藤真彦さんのステージで見かけるアレです。それこそやV6、キスマイ、若手のキンプリらがこぞってお祝いしに来るかもしれませんよ。これはチケットの争奪戦になりますね」(芸能レポーター)

 SMAPも当初こそジャニーズアイドルらしく、バックにJr.を引き連れていた時期もあったが、いつしか“王道”から外れてプロのダンサーを演出に加える独自路線に移行した経緯がある。

「当時は“派閥”の関係もあったと思いますが、アイドルとは違った大人の演出で魅せることが、キムタクたちが描いた“シャレオツでカッコいい俺たち”だったのだと思います。SMAP時代の彼であれば間違いなく前者“お友達”を選ぶでしょう。でも、もしもたちと一緒になってステージ上でワイワイしだしたら……」(前出・芸能レポーター)

 どちらにせよ、ソロツアー翌日には、各媒体で「キムタク大成功!」の見出しが躍りそうだ。