4月に学習院大学文学部2年生となられた愛子さま。昨年、新型コロナウイルスの影響で中止になった入学式が1年遅れてオンラインで行われたが、今もオンラインでの授業が続いている。

「大学生になって、まだ一度もキャンパスライフを楽しむことができない状況ですから、愛子さまだけでなく、たくさんの学生はストレスが溜まっていると思います」(大学関係者)

長引く結婚問題と愛子さまへの期待

 皇室の話題は眞子さま小室圭さんの長引く結婚問題に注目が集まるが、一方で、12月には20歳を迎え成年皇族となられる愛子さまへの期待度は高まるばかり。

政府は3月に皇位継承のあり方を検討する有識者会議をスタートさせ、すでに3回目のヒアリングを行っています。最大の論点は皇位継承の資格を女性に認めるか、さらに母方が天皇の血筋を引いた子どもが即位する『女系天皇』まで拡大するかという点でしょう。

 次世代の皇位継承資格者が、秋篠宮さまの長男・悠仁さま一人だけという現状を考えると、この女性・女系天皇への支持は大きくなって当然でしょう」(皇室記者)

 実際、昨年春に共同通信が実施した世論調査では女性天皇への賛成は85%、女系天皇への賛成も79%にも上がっている。

「さまざまな世論がありますが、中でも多いのは『愛子さまを天皇に』という女性天皇を認める意見です。今後、愛子さまが成年皇族として単独公務にお出ましになれば、国民の“愛子天皇待望論”はさらに加速すると思います」(同前)

 こうした声が多いのは、眞子さまの結婚問題が長引き、「なぜ娘の結婚を止めないのか」といった秋篠宮ご夫妻への不満によって「国民からの批判が高まっているからでは」と話すのは皇室ジャーナリスト。

小室さんの母親・佳代さんの借金問題から始まって、遺族年金詐欺疑惑などに対する明確な説明がなされないまま、いわば“放置”した状態で、いきなり、あの4月の小室文書ですからね。その後も佳代さんの“フェイク入院説”やら、一転して解決金を支払うという一貫性のない説明に批判は止まりません。

 特に、皇籍離脱に伴って眞子さまに支給される約1億5千万円の“一時金”や、結婚した後も皇室に残る『女性宮家』が万が一成立した際に“眞子さまへ支払われる皇族費が10数億円にのぼる可能性がある”などと報じられるたびに、眞子さまと小室さんだけではなく、秋篠宮家への逆風は強まるばかりです」

 愛子さまが即位されることに対する国民の支持率が高い現状を、天皇陛下と雅子さまは複雑なお気持ちで見守っていらっしゃるという。

「両陛下は、愛子さまの人生は“自分の意思で歩ませてあげたい”というお気持ちを抱いていらっしゃるそうです。​また、あまりプレッシャーをかけてしまうと愛子さまや雅子さまのご負担が増えてしまう心配もあります。ただでさえ、コロナの収束が見えず国民の苦しみに心を痛めていらっしゃいます」(皇室記者)

 皇位継承に関する議論はまだまだ時間を要するが、眞子さまの結婚問題は一日も早く解決すべき事柄であることに変わりはない。