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ー ハリウッドのオーディオション受けたい

 いまや“二刀流”の代名詞となったロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平。

 一方で、社長と俳優という“二刀流”に挑む小栗旬もアメリカの地に降り立っていた。

「現地時間6月10日、ロサンゼルス国際空港で小栗旬さん一家を見かけました。奥さんの山田優さんは、黄色いバケットハットを被っていて、オーラが隠しきれていませんでしたね。ふたりとも、それぞれ大きなスーツケースを3、4個ほど運んでいたので、しばらく現地で過ごすのかも」(居合わせた女性)

 今年で9歳、7歳、3歳、1歳になる4人の子どもたちも一緒で、昨年生まれたばかりの第4子は、山田が抱っこしていたという。

 そんな小栗が、所属事務所『トライストーン・エンタテイメント』の社長に就任したと報じられたのは、日本時間6月12日のこと。

《俳優としての夢と、会社を代表する責任を思えば、身の引き締まる想いですが、夢を諦める事なく(中略)努力して参りたいと思います》

 小栗の“俳優としての夢”は、ハリウッドを舞台に活躍することだといわれている。

「小学校の卒業文集に《夢はハリウッド進出》と綴っていた小栗さんは、2018年8月から2か月間、事務所のバックアップを受けて、アメリカに語学留学。2019年夏には家族とともに生活の拠点をロサンゼルスに移しました。2021年7月に公開されたハリウッド映画『ゴジラvsコング』に出演し、悲願を成し遂げたかと思われたのですが……」(スポーツ紙記者、以下同)

 約2時間にわたる同作品の中で、小栗の出番はわずか10分ほどしかなかった。

「作品公開にあたって各メディアからインタビューを受けた小栗さんは、“夢が叶ったことよりも悔しさのほうが大きい”と語っていました。語学力をはじめとする準備不足を痛感したようで、“役者としてのプライドが足りなかった”と反省していました」

ハリウッドのオーディオション受けたい

 コロナ禍の影響で2020年7月に帰国してからは、日本での俳優業に精を出した小栗。

 2021年10月期放送の『日本沈没―希望のひと―』(TBS系)や、2022年放送のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主演を務めるなど、存在感を示した。

「今年7月28日に公開される映画『キングダム 運命の炎』にもシークレットキャストとして出演する予定です。原泰久氏による人気漫画を山崎賢人さん主演で実写映画化したシリーズで、今回が第3弾。小栗さんは、冷徹な天才軍帥として知られる李牧を演じるそうです」(芸能プロ関係者、以下同)

 公開を控える中、ひっそりと渡米した小栗は、以前から「2023年以降、ハリウッドのオーディションを受けていきたい」と公言していたという。

「ただ、社長就任の噂も広まっていたことから、再挑戦は難しいのでは、という声が多く上がっていたのも事実。

 社長就任に際し、《夢を諦めることなく》と宣言したのは、周囲の不安を払拭する意味合いも大きかったのでしょう。今後は日本とアメリカを行き来する生活になると思いますが、ぜひ夢舞台でリベンジを果たしてもらいたいです」

 高みを目指す“小栗社長”の背中は、部下たちのことも引っ張ってくれるはず!