目次
Page 1
ー 初のレギュラー番組の共演者は今や売れっ子芸人ばかり
Page 2
ー 「うちは服を着せていく事務所だ」
Page 3
ー 体調を崩した「本当の原因」
Page 4
ー 今後の夢を聞いてみると…

テレビ、YouTube、CM業界などの放送作家として、数々のコンテンツを作り出してきた澤井直人(33)。ほかの誰よりも「人間」に興味がある平成生まれの彼が、「話を聞きたい!」と思う有名人と対談する、好奇心と勢いだらけのインタビュー企画『令和にんげん対談』!  第10回は、マルチタレントの山田まりや(43)が登場! 15歳だった1996年に芸能界デビューを果たし、第1回『ミスヤングマガジングランプリ』でグランプリを受賞。数々の雑誌で表紙を飾るグラビアクイーンとなり、その明るく好奇心旺盛なキャラクターで90年代はテレビで彼女を見ない日はないほどの人気者に。  大御所芸能人たちとの交流秘話、ドラマや舞台にも多数出演していたころのハードスケジュールぶり、体調を崩してから代わった「食への価値観」、そして将来の夢など、澤井の好奇心が向かうがままにたっぷりとお話を伺いました!

澤井直人(以下、澤井):僕は普段、テレビの放送作家をしているんですけれど、デビューされた当時のバラエティー番組と今とでは、どういったところに違いを感じますか?

山田まりや(以下、山田):15歳で芸能界デビューして、もう27年経つのですが、当時は「若い子がテレビに出る」ということ自体がすごい珍しい感じでしたね。和田アキ子さんにも気に入って頂いて、当時放送されていた『怪傑熟女!心配ご無用』(TBS系)に、大御所のメンバーの中でちょこんと出演させて頂いたりしました。

初のレギュラー番組の共演者は今や売れっ子芸人ばかり

 あのときは毎日爪痕を残すことに夢中だったので「今日の仕事は何だろう」と思って台本を読んだら『立川談志さんと口げんかする』みたいな内容のときもあって(笑)。談志さんは収録中にタバコを吸われていたり、とにかく豪快でハチャメチャなバラエティーは多かったですね。

澤井:あの時代は収録中にタバコ吸っていたんですよね!(笑) バラエティーのルールも色々と違いますよね。じゃあ今のバラエティーを見ていると少し生ぬるいと感じられたりも……?

山田:正直、そう思うこともありますね。バラエティー番組のルールも違いますし、時代的に仕方がないと思うんですけど、若いタレントさんが散歩番組をやっていたりすると違和感が……(笑)

澤井:確かに! 往年のタレントさんが出演するような番組をなぜか若手の方がやっていますよね(笑)

グラビアクイーンとして大活躍していた山田まりや
グラビアクイーンとして大活躍していた山田まりや

山田:なんだか「のどかな世界だな〜」って思ったり(笑)。私が出演していた時代は魑魅魍魎の世界だったし、今のテレビは本当に不思議な感じがしちゃいますね。今ってどのテレビ局でも同じ人が同じ企画をやっている感じなので、誰が誰なのか分かりづらいなと感じることはありますね。

澤井:ということは、昔はタレントさんの個性が際立っていたり、みなさん“色”が違っていたということですかね。

山田初めて出演したレギュラー番組では、まだ売れる前の『ネプチューン』や『TIM』や『TKO』や『オセロ』が一緒でした。恵俊彰さんにみんな怒られていましたよ(笑)。ホリケンさんは恵さんから『テレビで使えねえネタやってんじゃねえよ!』って。恵さんって今でこそ『ひるおび』のMCやられていますが、私にとっては当時のイメージが強いです。